テーマに沿ったページ作り
候補となるキーワードをリストアップした後は、個々のキーワードでどのページが上位に表示されるかと考えます。ディレクトリ型の検索エンジンはあなたのサイトのトップページとなりますが、ロボット型検索エンジンのユーザーは必ずしもあなたのサイトをトップページからたどって訪問してくるとは限りません。なぜならロボット型検索エンジンは、検索キーワードに対してもっとも関連性の高いウエブページを表示するからです。会社概要のページから入ってくるかも知れませんし、ある特定の商品ページから訪れるかもしれません。これは言い換えると、検索キーワードごとに、どのウエブページが検索エンジンの上位に表示されるかを考えなければなりません。検索キーワードごとに最も内容が合致したウエブページにユーザーを誘導し、ユーザーが探し求めている情報に1クリックで到達できるような配慮が必要になります。
ページの最適化!
ページを訪れたユーザーを逃がさないように最適化することをLPO(landing Page Optimization)といいます。例えば、「海外旅行 中国」というキーワードで検索したときに、ヨーロッパ方面の旅行案内をしているページにユーザーを誘導しても、目的の情報が存在しないためユーザーはそのまま立ち去るでしょう。あるいは「液晶テレビ」というキーワードで検索を行ったときに、洗濯機の商品案内ページにユーザーを誘導しえも意味がありません。これは狭義のSEO対策とはいえませんが、広義のSEO対策としてウエブページ作りの際におけるユーザービリテイとも関連してきます。キーワードが「海外旅行 アフリカ」であれば、アフリカ方面のパッケージツアーを紹介しているページを上位に表示する、キーワードが「海外旅行 アメリカ」であればアメリカを紹介しているページが上位に表示されるように対策を行えば、ユーザーが探し求めている情報に対して合致した情報を提供する事ができユーザーの利便性も向上します。
柔軟性のあるサイト作りが可能
サイトテーマと同じようにウエブページのテーマに沿ってキーワードを個々のウエブページ配置することにより、検索エンジン対策が行いやすくなります。そうすることにより、将来、上位表示するキーワ-ドを変更するときにも対応したやすいというメリットが生じます。行き当たりばったりではない、戦略的な活用が可能になります。
◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇
子曰く、学びて思わざれば罔(くら)し。思いて学ばざれば殆(あやう)し。
(読書にのみふけって思索を怠ると、知識が身につかない。思索にのみふけって読書を怠ると、独善的になる)。
孔子
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