Yahoo!JAPANの仕組み
平成16年(2004年)当時Yahoo!JAPANのシステムはロボット型検索エンジンとディレクトリー型検索エンジンを組み合わせた、ハイブリット型の検索エンジンです。ロボット型検索エンジンとしてGoogleを採用、ディレクトリー型検索エンジンとして自社のカテゴリーデータを利用して、この2つを組み合わせた検索結果情報を提供しています。Yahoo!JAPANのトップページから検索をおこなった際、その検索キーワードがYahoo!JAPANのカテゴリー名や見出し、紹介文などYahoo!JAPAN内のキーワードと一致するものがあるかないかによって最初の検索結果画面が変わります。一致した場合は画面を4ブロック(1はYahoo JAPAN!カテゴリーとの一致、2と4はスポンサーサイト)に分けると、3ブロック目に表示されます。当時のスポンサーサイトはアドワーズ広告またはオーバチュアの広告主サイト上位3位までのサイトが上に表示されます。Yahoo!JAPANのデータと一致しなかった場合は「ページとの一致」として表示されます。このデータは、Googleの検索結果そのままを表示しています。Googleのデータベースをそのまま使っていますので、掲載順位の決定方法もGoogleと同じです。そのYahoo!JAPANも翌年の平成17年(2005年)5月末にはGoogleとの提携を解消、10月3日よりYST(Yahoo search technology)を正式に導入しました。
大手のディレクトリーに登録する
貴社のページがリンクされればされるほどページランクは高くなり、価値があるとみなされ、Googleでの検索結果の順位が高くなります。当然、ページランクが高く、価値の高いページからリンクされた方が評価は高くなることがGoogleの検索結果から明らかになっています。この評価から見れば、大手のディレクトリーサイトであるYahoo!JAPAN、BIGLOBE、@niftyなどはトップページのランクは「6」、または「7」から「8」はあり、そこからリンクされているページの多くが「3」、「4」、「5」などと高い傾向にあると言うことです。つまり、あなたのサイトをそれらのサイトに登録すると、ページランクの高いページからあなたのページにリンクされた上位表示に役立つのです。大手のディレクトリーにまとめて審査を代行してくれるサービスとして、JリスティングはBIGLOBE、livedoor、@niftyなどが提携パートナーになっているためここを利用すると便利である。現在では、X(クロス)リスティングがexcite、Goo、@nifty、DIONなどが提携パートナーになっている。@niftyのように両方と提携しているサイトも存在するが当時はX(クロス)リスティングは存在しておらず、当時はLookSmartの「Submit-A-Site」サービスを利用することにより、nifty、freshEYE、ちょびリッチに反映された。登録審査サービス料金としては26250円「平成17年(2005年)3月現在」。
Yahoo!JAPANへのディレクトリー登録は必須
大手ディレクトリーサイトで最もページランクの高いものの1つが,Yahoo!JAPANです。Yahoo!JAPANのカテゴリー(カテゴリーとディレクトリーは同じ意味)への登録はYST対策上だけでなく、MSNサーチ対策、そしてGoogle対策上も有効だと言うことがはっきりしています。例えば、トップ>趣味とスポーツ>旅行、観光>シニアの旅若しくは船旅でも、Googleツールバーの緑のランクを見ると「5」と表示されます(2007年3月現在)。
このページに掲載されているサイトは全てページランクが「5」もある優れたページからのリンク、言い換えれば「他の人から紹介されている優れたページだ」とGoogleは認識します。また、YSTの方は「シニアの旅若しくは船旅の観光のコンテンツのページからリンクされている」ということで高い評価をそれらの掲載サイトに与えて、検索結果としてページが上位に表示されるようになります。先ほどのページ自体が、ページランク「5」であり、そこからページに掲載されているサイトがリンクされているのです。このようなことにより、有料でも無料でもYahoo!JAPANのカテゴリページに登録されることは重要なのです。注意すべきは、今現在あなたのサイトが掲載されている、若しくは将来掲載されるかもしれないページランクが低いカテゴリーでも、将来は高くなる可能性もあるので、現時点でのページランクを余り神経質になる必要がないということです。Yahoo!JAPANカテゴリー登録サイトになることが重要です。
Jリスティングへの登録
Yahoo!JAPANに次いで掲載されるとGoogleのページランクアップを目指す上で有利なのがJリスティングへの登録です。Jリスティングに登録すると、Jリスティングと提携しているBIGLOBE、excite、livedoor、@niftyなどの大手ディレクトリーやポータルサイトに掲載されました。しかし現在では、平成18年(2006年)1月10日にエキサイトとNTTレゾナントがX(クロス)リスティングとしてサービスを開始、これによりexcite、GOOは当然のこととして提携関係が大幅に変わり両方に登録する必要に追い込まれました。
◆ Jリスティング提携パートサイト「平成17年(2005年)1月当時」
ポータルサイトとして、「BIGLOBE」「EXCITE」「livedoor」「hi-ho」「ODN」「DION」
その他CATV回線のプロバイダーの「@NetHome」、グループウエアの「サイボウズ」、「AAA!CAFE」「[Lin]」「OTD」
◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇
子曰く、君子の天下におけるや、適もなく、莫もなし。義とともに比す。
(君子は何事に関して も、主観の好悪によって判断をくだすことはない。かなら ず、義すなわち客観的基準に照らし合わせる)。
孔子
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