漁業の町氷見へ向かう氷見線
氷見線は北陸本線の支線で富山県の高岡駅と氷見駅を結ぶ16.5kmのローカル線。鉄鋼の町、高岡市の中心にある高岡駅のホームから氷見線のキハ47形気動車は1時間に1本毎に出発している。昼間は、高岡ー氷見間を1両編成が所要時間約30分で、ピストン運転できるダイヤになっていて、これらの気動車は城端線との共通運用だ。
キハ40系忍者ハットリ君列車
山陰の境線や、JR四国のアンパンマン列車に続いて登場したのが氷見線、城端線の「忍者ハットリ君列車」です。先陣の成功例を参考に、もっとPRして人気漫画のラッピング列車で多くの観光客を呼びたいところでしょうが、ローカル線にしては収益性が高いように思われますからその必要がないのかも知れません。この「忍者ハットリくん列車」は1日に1往復は最低運行されていますが、その時間帯は前日でないとわからないようです。もし、「忍者ハットリくん列車」に乗りたいと思った方は、事前にその運行時間帯を確認した方がよさそうですね。
高岡駅を10時15分に出発したJR氷見線の列車はしばらく高岡の住宅街や伏木駅付近の工場群を車窓に映して越中国分駅へ。越中国分~雨晴間は、列車は海岸線を走り、氷見線で最も景色の良い区間です。越中国分駅を過ぎて雨晴トンネルを抜けると、右車窓には、、春と冬に は蜃気楼が発生することで知られる富山湾が姿を現す。
海越しに望む立山連峰!絶景の雨晴海岸!
雨晴海岸から望む立山連峰(富山県観光連盟)
そして楽しみにしていた海の向こうに3000m級を誇る立山連峰の山並みが見えるビュースポット。空いていた車内の乗客の目は一斉に海側に移動、私も必死に目を凝らすが、快晴にもかかわらずモヤの影響でしょうか、ボンヤリとしか見えませんでした。やはり空気の澄む冬がいいのでしょうね。いつかは雪に覆われた真っ白な立山連を富山湾越しに見てみたいものです。
雨晴駅を出ると、列車は、沿線のなかでも最も風光明媚だとされる「雨晴海岸」を過ぎて行く。雨晴海岸は、白砂青松の景勝地で一角には「義経岩」と呼ばれる岩があります。「義経岩」と呼ばれる所以は、源義経と武蔵坊弁慶がこの岩の下で雨宿りをしたという伝説が残されているから。次の島尾駅に着くまで、雨晴海岸の絶景は続きます。島尾駅を出た列車は海岸線の松林の横を走り抜け、見え隠れする富山湾を眺めながらしばらく走り、終点の氷見駅には約30分後の定刻10時43に到着した。
寒ブリといえば氷見の寒ブリ
氷見は富山県を代表する漁業のまち。魚が旨いことで知られている。漁港付近まで行けば、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を使った刺身、焼き魚、丼物などを食べられる店もある。今日は30分後の11時15分発折り返しで高岡に戻らなければならない慌ただしい旅のため、駅周辺をぶらついて港に行くのは諦めた。
2014年5月31日(土)
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