川治温泉「湯けむりの里 柏屋」で迎えたお正月
いつもの年末と違って年越し・新年を温泉宿で迎えた。東武鉄道の浅草発12時の特急きぬ115号鬼怒川温泉行電車に揺られて2時間、終着駅の鬼怒川温泉駅に到着した。跨線橋を渡り3・4番線ホームへ、そこから先は鬼怒川線で新藤原経由「野岩鉄道」会津田島行に乗り換える。川治湯元着は14時48分。駅前には予約してあった柏屋のマイクロバスが待っていた。
早めの到着で絶景露天風呂にゆっくりと入ることができそうだ。ここは男女それぞれ2つの露天風呂があり、1つは絶景露天風呂、もう1つは源泉かけ流し露天風呂。宿泊した5階の部屋からは、美肌の湯として人気のある川治温泉「薬師の湯」露天風呂が丸見えである。
野岩鉄道の時刻表を予め調べておいたので、暗くなってきた午後5時少し前に山間の高架橋を通過する列車を動画でも撮ることができた。その夜景は幻想的で、まるで「銀河鉄道の夜」のようだ。
翌日は川治湯元発10時21分のAIZUマウント・エクスプレス1号で一気に会津若松を目指す。会津鉄道の列車は全列車が会津若松まで直通しており、同線の実質的終点となっている。ホームには多くの乗客が列車の到着を待っていた。この列車は全席が自由席なので座れるのか心配したが、我々を除いて皆さんは少し前の17分発の普通列車で逆方向の鬼怒川方面に戻って行ったので一安心。
鬼怒川温泉駅発10時、3両編成のAIZUマウント・エクスプレス1号の乗車率は半分くらいで、ゆったりしていた。さっそく車掌二人が切符拝見にやってくる。ほとんどの乗客は車内精算しているので忙しそうだ。このディーゼルカー(気動車)は東武線内では珍しい赤いボディで、デラックスな車内設備を持ちながら普通乗車券のみで利用できるのでちょっと得した気分になる。
車内はかなり空いているので、風景が変わる都度子供のように右に行ったり左に行ったりしながら車窓を眺めていた。この路線は新藤原から会津高原尾瀬口までは野岩鉄道、そこからは会津鉄道に乗り入れ、西若松からはJR只見線に入り七日町(なぬかまち)を経て終点会津若松には12時2分に到着した。今日も温かく湯西川を過ぎた辺りから積雪が見えるようにはなったが沿線地域全般にわたり積雪量も少なく、美しい雪景色を楽しみにしていたのに残念です。
郡山行の磐越西線乗継まではたっぷりと時間があったが、探すのも面倒なので手っ取り早く駅構内にある『一会庵(いちえあん)』でお昼ご飯(ミニ天丼+かけそば)をゆったりといただく。デザートは餡蜜にした。ところが黒蜜がかかっていないのでお店の人に訊ねると、この店ではかけないようだ。それとも会津流なのだろうか。。。
2016年12月31日/2017年1月1日
駅一覧
旧国鉄会津線(現・会津鉄道株式会社)
西若松駅―※南若松駅―門田駅―※あまや駅―上三寄駅(芦ノ牧温泉駅)―舟子駅(大川ダム公園駅)―桑原駅(芦ノ牧温泉南)―湯野上駅(湯野上温泉駅)―※塔のへつり駅―弥五島駅―楢原駅(会津下郷駅)―※ふるさと公園駅―会津落合駅(養鱒公園駅)―会津長野駅―田部原駅(田島高校前駅)―会津田島駅―中荒井駅―荒海駅(会津荒海駅)―※会津山村道場駅―糸沢駅(七ヶ岳登山口駅)―会津滝ノ原駅(会津高原駅→会津高原尾瀬口駅)
( )内は、転換後の新駅名。 ※は、転換時(後)に設置された新駅。
※ 「赤」の駅は硬券と駅スタンプがご覧になれます。「青」の駅は駅スタンプのみです。
コメント
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