信頼の「Yahoo!リサーチ」!
ジェリー・ヤン、デビット・ファイロの2人の大学生が1994年2月に個人的に作ったインターネット上のリンクページから始まった。サイトは最初「jerry and Davids Guide to the world Wide Web」だった。その後、愛称として「Yahoo!」を使い始めた。これは「yet another hierarchical officious oracle(もう1つの階層的なお節介な予言)の略ともいわれているが、単語として「失礼な、素朴な、無骨な」という意味で使われることがあり単語だった。因みに最初のYahoo!のシステムは「曙」「小錦」という名前だったそうだ(以外にも彼らは2人とも相撲ファン)。当時は、インターネットが商用化された直後で、このようなディレクトリが他になかったため、多くの人がWebマーケティングをする上でYahoo!を利用した。このため、その年の秋には100万ヒットを達成。そこで2人は、これをビジネスとして始めることにした。翌年の1995年に法人登記を行い、ベンチャキャピタルから資金を得ることにしたのだ。最初は単なるリンク集として情報を提供していただけてあったが、あまりにもリンク先が多くなってしまったためカテゴリ分けを行った。更に時間が経つとWebマーケティングの進展によりリンク数が増えるカテゴリが出てきたため、更にカテゴリを分けることにした。このようにして最初のディレクトリ型検索サイトが作られたのだ。現在のYahoo!のディレクトリは14のカテゴリから構成されている。当初は、カテゴリや登録されているサイトだけを検索するものであったが、1995年にAltaVistaが登場すると、開発元のDEC(数社を経て現在はHPに吸収されている)と提携し、ディレクトリ型検索でヒットしなかった場合に、Webマーケティングの利便性を高めるため、更にロボット検索が行えるようにした。1998年にはinktomi社の検索エンジンを導入し、本格的にロボット型サイトのサービスを開始する。この時点でYahoo!はディレクトリ型とロボット型の両方を併用する検索サイトとなり、その後検索以外のコンテンツの充実を図る。更に2000年には検索エンジンをGoogleに切り替える。しかし、急速にGoogleの人気が高まると同時にGoogleは独自に広告(アドワーズ広告)サービスを始めた。これをきっかけとして、Yahoo!は2001年にオーバチュウアと提携して広告(オーナーズサーチサービス)サービスを始める。更に2002年にはinktomiを買収し、再度検索エンジンをinktomiに変更した。2003年にはオーバチュアも買収、オーバチュアは、yahoo!による買収直前に、一時期にはGoogleを超えるWebサイト情報を収集したファースト社のAlltheWebを買収し、さらに旧DECのAltaVistaも買収している。こうした経緯から、Yahoo!の検索技術である「YST」は現在inktomi、overture、AltaVista、AlltheWebなどの検索技術をベースに作られたものになっている。いい換えればこれらのいいとこ取りといえるであろう。
YST (Yahoo! Serch Technorogy)
YSTとは2004年2月、米Yahoo!よりリリースされたロボット型検索エンジン。同年5月31日から、Yahoo! JAPANでもYSTを導入した。YSTはInktomiをベースに開発したといわれ、 AlltheWebとAlta Vistaも統合し、さらに「HITS」というアルゴリズムを採用しているという。 YSTのクローラー名は「Yahoo! Slurp」
URL http://search.yahoo.co.jp
◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇ 子曰く、その位に在らざれば、その政を謀らず。 (他人に口出しをする前に、自分の職責を果たすべきだ)。(孔子)
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