順位を上げるのが目的ではない、手段である
売上げを拡大するのが最終地点 SEOを行う場合、重要となるのはキーワードマーケティングだ。筆者はサービスを導入する際に先ずアセスメントの時間を取り、現在使用しているキーワードが何か、SEOをまだ実施していないなら、どんなキーワードがいいかなどの打ち合わせや提案をしていく。先方のマーケティングの方向性なども斟酌して、当方から20~30種ほど提案していく。なぜならインターネットは検索するキーワードが全てのため、予めオーバチュアアドバイスツールなどを利用して検索数を調べる必要がある。検索数がないことには、いくら上位表示に成功したとしても自己満足に過ぎない。ユーザー任せにすると得てして検索数が少ない自分の思い込みで決めてくるケースがほとんどのためである。 1/1000よりも10/100のキーワードを導き出すのがプロのSEM対策 たとえば「レストラン」を経営しているならキーワードは「レストラン」だけがいいか「イタリア料理レストラン」も含めるかなどを話します。実際の検索数は「レストランは105617件」、「イタリア料理レストラン」が9382件でした(オーバチュアアドバイスルールより)。検索されやすいビックワードが商売につながるというのは間違いです。1000回の検索で1回しか商売につながらないよりも、100回の検索で10回商売につながったキーワードのほうがいいわけです。 キラーキーワードの発見 つい先日も、顧問先の旅行代理店の社長さんからクリスマスのクルーズ、レストラン、ホテルの申し込み状況が思わしくないので急いで(そりゃーそうですよね。1ヶ月先ですから)SEM対策を依頼したいとの連絡が入りました。やる気満々の社長ですから、こちらも張り切ります。今回もキーワードマーケティングを行う中で幾つかの気がつかないキーワードが見つかりわくわくしたものです。 低価格SEO対策からSEM対策まで その1つを紹介すると、東京湾などに面したながめのよいレストランのキーワードを「絶景レストラン」で表示していましたが、なんと20倍の検索の「○○レストラン」があったのです。今はこれを公表するわけにはいきませんが、おそらく半年後にはライバル各社には知られることでしょう。世の習いはそういうもので、いつまでも発見されないと思ったら間違いの元、今からその先を進めばいいのです。でも、しばらくは稼ぐキーワードになりそうです。もちろん、早速にSEO対策を行うと同時にオーバーチュアの検索連動型広告「スポンサードサーチ」とグーグルの「アドワーズ広告」にもキーワードを追加したのはいうまでもありません。 ◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇ 上長者と話をするさい、してはならぬこと三つ-性急、隠しだて、めくら。 (性急とは、聞かれもしないのに口を出すこと、隠しだてとは、聞かれても答えないこと、めくらとは、相手の表情もみずに勝手にしゃべること)。(孔子)
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