新規開拓支援のWebマーケティングとは
書いてあるだけではダメ、キチンと伝えなきゃ! 新規開拓を目的としたホームページプロモーションを心がけてホームページを一生懸命に制作した。それも前回の技術者任せの失敗に懲りて、トップ営業マンのノウハウを落とし込んで作成(これは正しいやり方)した新規開拓用の営業直結型ホームページなのに、それにもかかわらず実際は「何かを伝えたいのに、残念ながら相手に伝わっていない」というページに今回も遭遇した。 例えば、顧客の気持ちは最優先ですか? 【例1】あれもできるこれもできると書き連ねたので、充分に伝えたつもり ↓ 相手にとっては「結局、何が得意技なのか理解できない。ライバル他社との差別化ができていない」。よく左側に商品のメニューが沢山並べてあるケースを見かけますが、マジック9の法則があり、人間が一度に覚えられる数は9ブラス±2といわれています。多くの商品を紹介したい気持ちは分かりますが、この範囲にとどめましょう。 アメリカのある調査によると、ホームページ来訪者が目にする情報は、1つのホームページで10%以下という結果が出ているそうです。あれやこれや詰め込みすぎると顧客は迷い効果がなくなります。商品を絞って「何のサイトか」という点を一目で分かる表現をするようにいたしましょう。SEOとしても抜群の効果が期待できます。 【例2】業界用語や専門用語をちりばめた文章で、伝えたつもり ↓ 業界用語や専門用語は仲間内の言葉、相手にとっては「何をいっているのかが理解できない。自己満足のそしりは免れない」。 【例3】数字や記号満載の製品仕様書を提示して、伝えたつもり ↓ 相手にとっては「何のメリットがあるのか、わからない」 この他にも、 「せっかくいいホームページなのに、大切な問合せフォームの場所が分かりにくかったり」、「問合せまで訪問したが、記入する必須項目が多いためせっかくの新規開拓のチャンスを逃している」など、訪問者は多いのに、こんなに残念ないことはありません。 本当は「伝えたい」はずなのに、残念ながら「書いてあるだけ」「言っているだけ」になってしまっているという、もったいない新規開拓直結型ホームページを見かけます。 新規開拓として確認すべきポイントは もう一度、この伝えるという行為が、「書いてあるだけになっていないか」「言っているだけ」になっていないか考えてみては如何でしょうか。 ・どこにどのような大きさで配置したらよいか? (まんべんなく情報があるとしてどの位置が一番良く見られるでしょうか?配置に関しては人間の視線はどのように動くか文字の大きさは11ポイント以上になっているか、レイアウトは適切か。10ポイント以下の文字サイズは読みにくく、反応率が下がる傾向があります。実際に比較して見てください) ・新規開拓を対象としたコピーはこれでよいか? (コピーが良くないとDMでもただの紙くず同然。週刊誌はタイトル・見出しが勝負) ・文書は読みやすいか、文書表現を変えたらどうか? (見出しはあるのか、2~3での改行を多用しているか、果たして文章が冗長に流れていないか。) ・文書に変えて図解やイラストにしたらどうか? (見やすく、ユーザビリティの向上になる) ・写真や動画にしたらどうか? (ユーチュブの検索数は昨年から急激に伸びて最近ではmixiを抜いて1位、これから動画は避けて通れないのではないか。アナログTVが停止になる2011年以降は必須) ・新規開拓に成功したお客様さまの声を効果的に掲載しているか (新規開拓顧客のコメントや感想には説得力があり、信頼性が高まります) など、相手の立場になってこれで「伝わるか?」という問いかけをもう一度自問自答して、新規開拓の問合せが増えるホームページを検討する機会を作る必要があるように思えてならない。 ◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇ 子曰く、ただ上知と下愚とは移らず。 (とはいえ、最上級の知能の持ち主と、最下級の知能の持ち主との間には、動かすことのできない差違があるものだ)。
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