検索エンジンと抜群に相性のいい、「地域サービス」の新規開拓
ネットビジネスは通販だけではない 「いや、私のところの商売は、通販じゃないものですから、新規開拓のネットビジネスはひょっとして合わなのではないかと思いますが・・・・・・」 これは私が良く受ける質問の一つ。しかし、よく考えてもらいたい、インターネットで、「モノを購入」してもらうことが目的でない商売は多く存在する。業種で捉えてみると、その代表となるのがサービス業だ。例えば引っ越し、ハウスクリーニング、リフォーム、宿泊施設、医療、自動車修理、造園、産業廃棄物処理、葬儀、建設機械器具賃貸、ビルメンテなどなど。 実際のこところビジネスを営んでいる人のなかには、「インターネットビジネス=買い物カゴで商品を購入する通販」と思い込んでいる場合が実に多いのには驚くばかりだ。 2ステップの仕組みが抜群の効果 何度も、口酸っぱく申し上げてきたことだが、「検索エンジンを利用してモノを売る商売は、直接モノを売る通販モデルよりも、資料請求や問合せをもらい、その後に具体的な提案や見積もりをして成約させる2ステップ型のビジネスのほうが100倍簡単でしかもはるかに儲かる」新規開拓の仕組みなのである。 特に、「地域+サービス名」のキーワードで広告を出稿できる地域サービス業こそ、「検索エンジンで集客して新規開拓に結びつける最大のビジネス」と言いきることができる。 まだ不動産や転職など一部の業種を除き、地域名を含めた複合キーワード広告で検索連動型広告の入札が高額になるケースは今のところきわめて稀だ。これはタダ同然の費用で広告の出稿ができるということを意味する。 全員が「見込み客」になる新規開拓とは 複合キーワードのため単一キーワードに比べて確かに検索数は少ないが、その分、ピンポイントとなりユーザーが探す購入キーワードに合致。これはもう、検索している人が全員「見込み客」だと断言できる。クリック率30%、コンバージョン率5%も夢ではなく、これにより飛躍的にクリック率も向上、広告としての反応(問合せや成約)も格段に良くなる。例えば「地域+サービス名」の具体例として「札幌+引越」で検索してみると月間の検索数が740件になる。けして検索数が多いといえないまでもクリックは222件、コンバージョン(問合せ)が37件、サービス内容、価格帯にもよるが、引越のような場合であれば新規開拓としての成約は10件~15件は充分期待できる。 新規開拓コストは何と! 結果として1人の新規開拓をするのに単価は1000円~2000円程度で済み、損をしないお得で確実な新規開拓の投資といっていい。普通ネットでモノを売る、いわゆる通販の場合は1件の新規開拓のコストとして15000円~30000を覚悟しなければならないのが相場だ。比較してみてもわかるように新規開拓のコスト面だけでとらえれば大きく差が生じ、どちらが有利かは一目瞭然だ。 SEO対策での上位表示も簡単 オーガニックサーチ(非広告)で上位表示を目指す場合も複合語のほうが単一語よりもページ件数、競合も少なくSEO対策も容易になる。先ず順序としては複合語で20位以内の上位表示がされた後に単一語で上位表示を目指すほうが確実なやりかたといえるし、無理がない。その際、KEI(キーワード・エフェクテイブ・インデックス:キーワード有効性指標=検索数の2乗÷検索結果)、を考慮、KEIが大きければ大きいほど、「よく検索される割に件数の少ないキーワード」、つまり、競合の少ない「オイシイキーワード」ということがいえます。これを選択することにより商売の効率を高めることも賢明なやりかたといえるのではないか。 ◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇ 子夏曰く、君子、信ぜられて後にその民を労す。いまだ信ぜられざれば、もっておのれを厲(や)ましむとなす。信ぜられて後に諌む。いまだ信ぜられざれば、もっておのれを謗(そし)るとなす。 (為政者は人民から信頼されてこそ、人民を公役に就かせることができる。もし信頼されていなかったら、政府はおれたちをしぼるだけだ、と人民は考えるだろう。 また、上司の信頼があってこそ、こちらの提案は採用される。信頼も無いのにいくら提案したところで、アラ探しばかりする奴と思われるのが関の山だ)。子夏
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