低価格SEO対策の真髄
リンクレピュテーションとは 正直いって、未だに一度もアダルトサイトを見たことがない。信用していただけるかどうかは疑問だが事実である。NS社に勤務していた専務時代には管理本部長も兼任していたため、社内のインターネット使用状況をWebマスターからの報告により知ることができる唯一の立場にあった。中途入社のSさんは頻繁にアダルトサイトを見ていたようで、間接的に注意を促して解雇したことを思い出した。しかし、当時は既にフィルタリングのソフトを導入していたのにこれを見ることができたとは、Sさんはどのようなやり方で仕事中に見ていたのだろうか。 よくアダルトサイトには、このサイトは18歳未満の方には不適切な情報が含まれています。「18歳以上の方のみご入場ください」の下には「入場」「退場」とかになっていて「退場」はYAHOO!JAPANにリンクされている。 Googleで見てみると、 ・ 入場/退場 → 退場のGoogleの検索結果 ・ 入室/退出 → 退出のGoogleの検索結果 ・ 18歳以上/18歳未満 → 18歳未満のGoogle検索結果 ・ 入口/出口 → 出口のGoogleの検索結果 ・ ENTER/LEAVE → LEAVEのGoogleの検索結果 ・ 18歳以上ですか?..はい/いいえ → いいえのGoogle検索結果 どれもがYAHOO!JAPANが検索結果の1位になって表示される。 YAHOO!JAPANは総合ポータルサイトであり、けしてYAHOO!の取り扱うテーマは退場、退出、出口などではないはずです。しかしなぜGoogleはYAHOO!を1位に表示するのでしょうか。これには、YAHOO!に対してリンクを張っているサイトのSEOとしてアルゴリズムで高得点を得られるアンカーテキストに要因があります。 つまり、あちこちにあるアダルトサイトがSEOとして有効なアンカーテキストとして「退場」「退出」「出口」などにYAHOO!サイトを設定しているため、ロボット型検索エンジンの採用するアルゴリズムというフィルターを通した目で見たインターネットの世界では,YAHOO!は「退場」「退出」「出口」というリンクレピュテーション(評判)で高い評価を得ているのです。 YAHOO!のサイトにこれらのキーワードでリンクをしているケースが多いことは理解できるとしても、レピュテーション(評判)で評価して1位に表示させたということは、「リンクポピュラリティ」という概念を一歩推し進めたものと考えてよいのではないだろうか。 ◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇ 子曰く、君子は言に訥(とつ)にして、行いに敏ならんとことを欲す。 (君子は弁舌さわやかであるよりも、実践において勇敢でありたい)。孔子
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