キーワードマーケティングを考える
検索順位を上げただけで喜んでいませんか!
SEOを業者に頼むときに、「○○」と「○○○」の2つキーワードでTOP10に何とか入りたいみたいな希望があるわけですが、ここで問題になるのはクライアントの希望するキーワードが果たして検索数がどれだけあるのかそれとも顧客が検索するキーワードと乖離していないかの2点が重要になります。往々にしてクライアントの希望は「検索数が少ないキーワード若しくは顧客が望むキーワードでない」ことが多いのも事実です。
クライアントが望んだキーワードで検索が少ない場合は、競合も少ないためSEO的には上位表示もわりと楽にできますので業者としては喜ぶべきところかも知れませんが、それでは信用失墜ですよね。
ホームページ制作業者選択の優先順位は?
しかし、ホームページ制作業者さんの多くはSEOをうたっていながらマーケティングがおしなべて弱い。それはキーワードマーケティングに顕著に現れる。業者を選ぶ際には技術やデザインよりもマーケティングに優れている業者を選択すべきだ。もちろん、全てに優れていれば問題はないが、おのおの一長一短ある場合の優先順位としての話である。
単一ワード(ビックキーワード)は確かに競合も多く、検索結果として上位にあげるにはそう簡単には行きませんが、本当に検索する人の目的はそこにあるとお思いでしょうか?
それよりも複合語でより検索する人の目的に近いキーワードで対策する方が賢明ですよね。
例えば、YAHOO!ショッピングの「検索キーワードランキングで1位のレインブーツ」で上位表示したいとクライアントがいっても、果たして実際のところ検索してくるユーザーは「購入したいのか、調べたいのか、それともウンチクを仕入れたい」のか、いろいろな要素が絡んできます。
確かに「レインブーツ」のような単一ワードはアクセスが多くなるかもしれませんが、売上げなり問合せにつながらないことには話になりません。ところが多くの方はこのアクセスが多いことに錯覚して、このような単一ワードで対策するケースが日常茶飯事におこっているのが現状です。
それよりも単にアクセスを増やすという自己満足の弊に陥らずに、そこをグット我慢してアクセスはそれほどではないにしても、確実に購入なり資料請求が多増えて「売上げや利益が上がるキーワード」の方がキーワードマーケティングとしては大事ではないでしょうか。それどころか、SEO対策をするキーワードを決めることは「SEOとして根幹をなすのがキーワードマーケティング」であるといっても過言ではありません。
複合語でターゲットを明確化
それではどのようなキーワードを選ぶかというと、このようなケースでは「レインブーツ」よりも、例えば「おしゃれレインブーツ」「長靴レインブーツ」「ハンターレインブーツ」「グッチレインブーツ」のような複合語で勝負をしたいと思います。
「3秒の法則」で決まり
その方が検索順位の上位表示が容易になると共に、キーワードが複合語として絞り込みがある程度できているためホームページを訪問したユーザーに対して検索したキーワードに適合した魅力あるサイトに仕上げることができる。このことはとても重要なことなのです。
なぜなら、ホームページに来たユーザーは「瞬時に立ち止まるかそれとも退出するか」を判断してしまうからです。これを筆者なりにわかり易くするために、勝手に「3秒の法則」と名づけましたが、全てとはいいませんが、おそらく8割程度は3秒程度できまってしまうと思います。
上位表示とサイトの魅力は両輪
SEOとしての上位表示が大事なことはいうまでもありませんが、訪問したユーザーに対して到達したページが意に沿うものでなければは何のためのSEOなのだろうか。双方が大事なのはいうまでもないが、どちらかといえば多少SEOを犠牲にしてでもサイトの魅力を高める方を選択すべきだとはっきり申し上げることができる。
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