最強検索サイトGoogleを有効活用
会社経営の端くれとして30数年も携わっていたとなると、第一線を退いてから既に2年も経過しているのにもかかわらず、未だに物事の見方などが経営者としての視点が習慣となっているようでその習性はなかなか抜けないものだ。そのためこのブログのタイトルも固くて面白みに欠けるようになりがちだ。ややもすると自分でも大げさでいやらしい表現だと嫌悪感をいだくこともしばしばだ。 でも、いくらいい内容であってもタイトルが良くないと素通りされてしまうので止むを得ない面もあることは事実だ。今でもそうであるが、その間の矜持として「粗にして野だが卑ではない」を好きな言葉として事に当たっていたので何等恥じることはないと自分に言い聞かせている。 この言葉は城山三郎の経済小説のタイトルで、元三井物産の社長から国鉄総裁になった「石田禮助」の半生記を描いている小説。まさに面目躍如、石田禮助78歳で国鉄の総裁になり、最初の国会登院の際に使った言葉といわれている。 先日もアクセス解析のキーワードを見ていたら、時節柄とでもいおうかキーワード「設けている会社」でGoogleから当ブログのページタイトル「儲けている会社のWebマーケティング」にアクセスがあった。おそらくキーワード「儲けている」で検索するところをうっかりして「設けている」で検索してしまった単純な漢字変換のミスだとは思う。 しかし昨今、一国の総理でさえもいくつかのKYで話題になるくらいだから、あながち漢字変換のミスと言い切ることはできないかもしれない。しかし、変換のミスがあったにせよ検索者は底の見えない不況だからこそ、“利益を上げている優良会社”の情報を探し求めているものと想像はできる。 Googleの凄さ! Googleの検索エンジンはまさに人工知能的でキーワード「設けている会社」のみならず、「儲けている会社」でも認識している。例えば、「規則を設ける」のような場合は「設ける」が正しい使い方であることは当たり前としても「設けている会社」では間違いである。Googleはそこをキチンと理解している優れものの検索エンジンだ。Googleは「設けている会社」を設け」「て」「いる」「会社」と4つの単語で認識していた。ページの件数は4,140,000件で2番目に表示されている。(2008/12/30現在)。 YAHOO!では「設けている会社」でキーワード検索すると1番上と下に、お知らせ:として“儲けている会社”ではありませんか?”と表示されるので漢字の変換違いなどを気づかされる。でも、KYであればそのままの検索結果で表示されてしまう。余りにもそのような間違いが多いとなれば問題でキーワード「設けている会社」でSEO対策をする必要が生じてしまう。(笑)因みにYAHOO!は「設けて」「いる」「会社」と3つの単度で認識していた。 一方YAHOO!のキーワード「儲けている会社」のページ件数は2,600,000件、表示順位は3位であった。同様に「設けている会社」のページ数は11,600,000件、どこにも表示されていないのはいうまでもない。(2008/12/30現在)