「高速」で「シンプル」だ!
以前からGmail(ジーメール)を利用していたが、数ヶ月前よりスピードが目立って遅くなり閉口していたので10月からブラウザーをGoogle Chrome(グーグル・クロムまたはグーグル・クローム)に変えたところ、これが実に表示スピードが速く、メールのチェツクなどはまさに「バシッ」という感じでまことに爽快ですこぶる気分がいい。 現在でも利用者はまだ2-3%と少ないが、「IEで十分」という人も多いだろうが、『表示スピードで悩んでいる人には一押しだ』。 Google chromeの特徴はGoogleのサイトを思わせるようなシンプルなデザインで、描画の高速を謳い文句としている。一般的にはIE7の4倍ともいわれているが、体感的には確かに速い。 Google chromeはGoogle社が開発するオープンソースのウェブブラウザー。日本では2008年9月2日にβ版が公開され現在も開発中である。インターネット閲覧ソフトであるブラウザーはマイクロソフト(MS)の「インターネットエクスプローラ(IE)が」が7-8割のシェアを占めているが、そこにGoogleが殴り込んだ構図だ。 Googleのトップページにある「ブラウザー」のアイコンをクリックするとダウンロードできる。もちろん、利用は無料だ。 各タブは独立プロセスで 最初の設定時に、今まで使用していたブラウザーのブックマーク(お気に入り)を自動的に移す作業が開始される。IEとファイアーフォクス両方のブックマークに対応しているが、両方を利用している場合はファイアーフォクスが優先される。さすがMS嫌いのGoogleらしいのには笑ってしまう。 新しいタブを開くと、よく利用するサイトのサムネイル(縮小画面)が9つ表示される。また、アドレスと検索語入力欄が兼用で縦方向のデッドスペースが少ないなど、使い勝手のよさを意識したブラウザーだ。 だからといって、「IE」を利用していないわけでない。未だβ版であるがため欠点もあるからだ。文字化けや表示エラーが割と多いことや、利用しているブログ(typepad)のフォント色のエディター機能がないことなど不便なこともあるため完全には移行していない。 面白いのはYAHOO!JAPANのオーガニックサーチでの表示の順位に「IE」と微妙な差があることだ。飛躍するかもしれないが、管理しているサイトの幾つかの「同じキーワード」の表示順位を比較してみたが随分と順位に差があるものだ。 それではとキャッシュで確認するとALT属性が表示されないなど、「IE」と比較することにより「Googleの検索エンジンのアルゴリズムのヒントが隠されている」ように思えてならない。