不況下のリスティング広告活用術
不況だからといって予算を削るばかりではなく、アクセス解析を分析してリスティング広告の投資効果を見直してはいかがでしょうか。アクセス解析を見ていますと、訪問の多い上位20位のキーワードの中に、どうしてこのキーワードでこんなに訪問しているのだろうと、疑問を持つキーワードがあるはずです。そのキーワードの直帰率をチェツクしてみると平均よりかなり高い数字が確認できるでしょう。
主な点主な原因は、ランディングページそのものが検索してきたキーワードと関連性がないために起きる現象ですからページそのものを魅力あるものに改善しなければなりません。このことは誰でも気がついていることです。
でも、問題なのはタイトルや説明文が間違っていて流入数を徒に増やして直帰率を高くしている場合も結構あるのです。例えば、数店舗ある有名レストランの紹介の広告を出稿した場合に存在するはずのない場所のお店も表示してしまったらどうでしょうか。
ユーザーは新しいお店ができたと思いクリックしてしまうでしょう。ところがページには案内はありません。直ちにそのページから去るのは当然としても、スポンサーのイメージ低下は避けられません。
先日もアクセス解析をみていて、見つけました。やはり説明文に存在しない場所のお店も記載されていたのですから流入数は多くなり直帰率も高くなりました。そこで説明文からそのお店を削除、説明文そのものを少し修正しましたところ次のような結果になりました。
流入数は四分の一(1000人→250人)になってしまいましたので淋しい気はしますが、直帰率は三分の一(62%→20%)と大幅に改善されました。クリック単価の平均(アドワーズ広告)が30円ですから随分と無駄なことをしたものです。この状況が2年以上も続いていたのですから驚きです。好況時ならいざ知らず、もう一度チェツクの必要があるのではないでしょうか。
流入数が多く、直帰率が高いページを発見したら、流入元の改善(出稿するキーワードやクリエティブとランディングページとの整合度合いの確認、広告停止)を行い、次は対象ページの改善(ユーザビリティや導線の確認・改善)がオーソドックスな手順といえるでしょう。
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