東日本大震災関連のキーワード「地震」、「津波」、「原発」を分析
3月11日午後2時46分に発生した東北地方太平洋沖にて発生した東日本大震災は未曾有の被害を東北中心とした太平洋側に甚大な被害が発生した。
マグニチュード9.0という巨大なエネルギーによる津波により多くの尊い命が失われた。福島原発事故は『レベル7』未だ余談を許さない状況にあり、まさに国難といえる状況だ。
誰も想像しなかった事が現実に起きてしまったこの恐怖は日本人のみならず世界中の人々をも震撼させている。
Google Insights for Searchを楽しむ!
このグーグルインサイトでは、Googleのウェブ検索サイトで利用された検索キーワードの統計を調べられるサービスです。キーワードの人気の推移、どの地域の人がよく検索しているのか、関連キーワードは何か、関連キーワードで利用が急激に伸びているキーワードは何かなどを調査できるという便利なツールです。
-- 2008年8月に登場したこのサービスはキーワード調査の強い味方といっていいでしょう --
Google Insights for Search (通称:グーグルインサイト)を利用することによってテレビや新聞、雑誌で見かける “話題の商品やブームとなっているらしいもの” に関して、果たして 「どの程度の人気なのか、どの地域の反響がいいのかな」 など市場での関心度が検索動向を分析することによりその傾向を把握することができます。
今回はキーワード「地震」に関して言及することとし、次回は「津波」と「原発」に分けて分析することにした。
これをマーケティング活動に生かさない手はないだろうと思います。
今回の東日本大震災に関連するキーワード「地震」が、地震発生前後でどのような検索数の変化があったかを早速「Google Insights for Search」を利用して調べてみた。
注意して欲しいのは、グラフや関連キーワードで表示されている数値は、絶対値としての検索数ではありません。
グーグルインサイトでは、指定された期間内でのグーグル全体の検索量に対する比率を、得られたデータの内最も多かった検索量を100として0から100の値に正規化した相対量で表示しています。
ビックキーワード「地震」を見すえる
「地震」は検索数が多いビックキーワード 、「地震」 このキーワードが、インターネットでどれくらい検索されているかご存知だろうか?
月間に135,000件(Google Adwords キーワードツール:完全一致)検索されている。この135,000という数字は武蔵野市総人口(138,000人)とほぼ同じ数に当たる。
では、「部分一致」での検索数となるとどうだろうか。検索数は6倍の823,000件にもなる。これは世田谷区の総人口(870,000人)に匹敵する。
そこに住む全員が、月に1回「地震」というキーワードをインターネット上で続々と検索している姿を想像しただけでその検索数の多さがわかる。
検索キーワードの比較でいえば、「佐川急便」、「乗り換え案内」や「クックパッド」というキーワードが、だいたい月間検索数823,000件くらいである。女優で検索が多い「沢尻エリカ」で301,000件くらいだ。
インターネットユーザがどれだけ高い関心を持って「地震」というキーワードを検索しているか、よくわかるだろう。 「地震」というキーワード検索する人は、「地震」に関心がある人以外は存在しない。
様々な理由で検索しているのだろうが、少なくとも「地震」に関連する何かを探していることは確かだ。
だとしたら、そのターゲットに 『検索が見込まれるキーワード 「地震グッズ」、「地震対策グッズ」、「地震防災グッズ」などがSEOで上位表示若しくはリスティング広告が掲載されている』 としたら、高い確率でクリックされ売れるのは至極当たり前のことだ。
さて、3月の月間検索数はいったいどのくらいの検索数であろうか?グーグルインサイトのグラフから想像すると控えめに見積もっても倍は間違いなさそうだ。
自粛ムードの中、それらの企業は大忙しであったに違いない。
「もちろん、商品の品質が素晴らしいのは当然のこと。(SEO上位表示やリスティング広告は “手段であって目的でない” ことはいうまでもありません)」。
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