JR北海道の789系「スーパー白鳥」と281系「スーパー北斗」グリーン乗車
東北新幹線・特急を乗り継いでの約10時間、グリーン車の旅です。日程は東京8:28発「はやて159号」→新青森12:33着 新青森13:03発「スーパ白鳥19号」→函館着15:10着 函館15:18発「スーパー北斗13号」→札幌着18:35着です。先ず函館駅と新青森駅を結ぶ特急スーパー白鳥号のグリーン車に乗車した際のレポートです。
スーパー白鳥は、東北新幹 線と函館を結ぶ本州北海道連絡特急です。東北新幹線が八戸までだった時は、八戸と函館を結んでいました。「スーパー白鳥」は前頭部と客室扉を含む部分が萌黄色(ライトグリーン)で1日8往復しています。函館・新青森に向かって先頭は1号車です。青森駅ではスイッチバック発車します。新青森と函館の距離は約165km、その間の停車駅は、青森・蟹田・木古内に停車します。そして、青函トンネル内は、時速140kmという高速で駆け抜けるため、大体25分で通過します。トンネル内は気温が安定していているので線路の収縮がほとんどありませんから、継ぎ目のないロングレールを使用しているので「ガタンゴトン」というあの音が聞こえません。でも、海の底を走ってるのですからゴーゴーと音がうるさくて昼寝はできませんね。
グリーン車は、1号車の半室です。残りの半室は普通指定席です。1号車の先頭部に乗降口があるため、乗車時に1号車普通指定席へグリーン車室を通り抜けする人がいます。ちょっとだけ落ち着けません。座席配置は、通路を挟んで1席と2席の配置で5列並んでいます。全部で15席という贅沢なな空間になっています。座席は、函館駅方面に向かって左手が1席で、右側が2席構造です。1人席の方がA席で、2席の窓側がD席・通路側がC席です。B席はありません。席番号は、函館駅方面から9・8~5となっています。私の座席は、2人席Dの青森寄りの6Dでした。グリーン車の座席自体は、革張りでかなり大きく、ゆったり座れます。もちろん、フットレストもあります。テーブルは、インアーム式で、座席を覆う形ですので、なかなか広く、ワンランク上の高級感と上質の空間を満喫できます。あと、コンセントも付いていますので、携帯電話・アイフォン・パソコンの充電にも困りません。
鉄道なお姉さんたち 人気のJR北海道「ツインクルレディ」さん
次にスーパー白鳥からの車窓ですが、2人席のD席が海側なので、陸奥湾や津軽海峡・函館湾の素晴らしい海景色を堪能できます。そして、グリーン車には15席しかないのにもかかわらず空席がありました。私のおすすめは普通車でも車窓風景を楽しみたいのであれば断然D席ですね。なお、JR北海道は「スーパー白鳥」に限ったことではありませんが、車内販売のサービスがあります。うれしいですね。さらに、スーパー白鳥のにはツインクルレディ(女性客室乗務員)が乗車していて、グリーン車では雑誌や膝かけはもちろん置いてありますが、おしぼりの配布やドリンクサービス(コーヒー・ウーロン茶・オレンジジュース)と至れり尽くせりです。 JR北海道の教育も行き届いていて、まるで航空機並みのサービスだ。車内設備もそうだが、JR北海道のグリーン車に乗っていつも思うのは、ツインクルレディ(女性客室乗務員)の感じのよさである。3~5時間の長時間の乗車が多いので、ある種の癒しの時間帯だ。そして1人旅の無聊も慰められ、いやがうにも旅情気分が高まりますねぇ。JR北海道の グリーン車には何度でも乗りたいと思わせてくれます。
噴火湾(内浦湾)に沿って走るキハ281系特急スーパー北斗
次は函館駅と札幌駅を結ぶ特急スーパー北斗号のグリーン車に乗車した際のレポートです。この281系「スーパー北斗号」は、北海道で初めて導入された振り子式の気動車です。噴火湾をイメージしたブルーヘッドのスーパー北斗は函館⇔札幌間を一日7往復、3時間で北の夢を乗せて走っている。「乗車率も高くJR北海道内においてのドル箱路線」です。「スーパー白鳥19号」が函館に到着すると、同じホームの7番線には既に「スーパー北斗13号」が待機していた。
慌ただしく両車両の並びを写真に収めて乗り込んだ。さてスーパー北斗」のグリーン車は、3号車の1両がグリーン車だ。座席配置は、独立性の高い3列シートのゆったりしたプライベート空間、読書灯も完備している。1人席と2人席の横3列構造で、全部で9列ある。座席番号は、札幌駅方面から見て1~8・9となっていて、ボクの座席は3号車4番D席だ。札幌方面に向かって、右手の窓側がD席で通路側がC席になる。ちなみに、札幌→函館行でもD席が海側で、進行方向左側になる。つまり、スーパー北斗の海側席は常にD席なのだ。JR東日本などの在来線特急のしょぼい横4列グリーン車とは雲泥の差だ。
さらに、なんといってもJR北海道にはグリーン車サービスがあります。まず、乗車したら、ツインクルレディ(女性客室乗務員)がひざ掛けを利用するか聞いて回ります。その後は、何種類かの雑誌を持って、同じように読むかどうか聞いてくれます。それから、おしぼりも配ってくれます。最後は、ドリンクサービスです。 コーヒー・紅茶・オレンジジュース・ウーロン茶から選ぶことができます。このドリンクサービスは、その時でなくても、後でお願いすることもできるんです。ボクは、『駅弁かな・かに飯』を注文していたので長万部駅を出たころに持ってきてくださいと頼んだら、長万部駅を出た後で持ってきてくれた。
噴火湾の素晴らしい車窓を友として「かに飯」を食す、いや、最高ですよ。スーパー北斗のグリーン車は。で、スーパー北斗からの車窓ですが、噴火湾に沿って走るので何と言ってもD席から見る海の景色ですね。ほかには、駒ヶ岳や大沼もいいですね。反対のA席だと、有珠山 や昭和新山、樽前山などの山々を望むことができます。個人的には、海の景色が好きなのでD席派です。以上が、特急スーパー北斗のグリーン車に乗車した際のレポートでした。明日は札幌9:04発「スーパーおおぞら3号」で釧路・根室方面にに向かいます。
2011/9/9(金)
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