新規開拓を目的としてPPC広告は今すぐ始める
筆者の推測として、日本のクリック単価が低価格なのは出遅れのためであり、PPC広告に限らず、2007年頃にはクリック単価が2倍以上に跳ね上がると考えています。ワンウエイのネットビジネスでは本当に儲けさせてくれるのはリピータ客で、囲い込んでしまえば広告宣伝費はは不要です。クリック単価がまだ格安な今のうちにPPC広告を開始し、新規開拓で顧客を増やし、多くのリピータ客を確保するのが賢明です。新規開拓顧客名簿が一番大切、その名簿があれば全く違う商品を後日案内しても1割は購入を決めるようです。
新規開拓にはキーワード選びが重要
代理店のアイレツプの営業担当と筆者の2人でソフトメーカーとして検索されるであろうと思われるキーワード40種類と説明文として6パターンを用意する。ビックキーワードとしては「販売管理」、「在庫管理」を中心に各々に複合語としてシステムとソフトをラインアップした。他に代表的なキーワードとしてパッケージシステム、業務ソフト、基幹業務・基幹システムも候補に挙げた。業種のパッケージも何点かあるため、夫々それに対応したキーワードもきめることにした。例えば自動車販売戦略システム「JUMPS」であれば、自動車販売システム、中古車販売管理ソフトなどである。社内で検討することもなく、キーワードアドバイスツールを有効に活用することもなく始めるとはいい加減なそしりは免れない。しかし、躊躇して遅れるよりも一刻も早く実行しえ新規開拓による顧客を増やす方がましである。
アドワーズ広告とオーバーチュアの比較
グーグルのアドワーズ広告は予算の日割り設定が可能、一方オーバーチュアは月予算で垂れ流しでの運用によりいつも月末近くになると予算切れが発生する。都度、受注状況などを判断して追加措置を講じた。しかし月末に加えて、反映するのには数日を要するため時間ぎれになってしまう可能性もあるため注意をした方がよさそうだ。米国オーバーチュアはカリフォルニアのパサデナ(本社)の時間を標準とするため日本に反映されるのは夕方になってしまうことを考慮する必要があった。今は各々の現地時間で設定が可能になっているようだ。
アドワーズ広告とオーバーチュアのタイトルと説明文は同じにする
yahoo!JAPANにアドワーズ広告とスポンサードサーチの両方が出稿されると言うことは1つ大きな問題を抱えています。どちらかのPPC広告単体であれば重複クリックを防止する機能が実装されています。つまり同じ消費者が2回クリックしてもPPC広告費は広告主に課金されません。しかしyahoo!JAPANでは、アドワーズ広告とスポンサートサーチの両方に出稿している広告主は、同一の消費者が両方のPPC広告をクリックしてしまい両方にダブルで広告費を支払うことになる可能性があります。この問題を技術的に回避する方法はありません。最も確実なのはアドワーズ広告またはスポンサードサーチのどちらか一方にだけ出稿することですが、これにも各々競合するキーワードの数に差がありこれを調べてるにはかなりの時間がで得策ではない。しかしキーワードを入力してアドワーズ広告とスポンサートサーチの競合数を比較するツールは専門家の間では密かに利用されていた。筆者もそのツールを探し当て専門家気取りで1人悦に入っていたもんだ。筆者が推奨するのは、多少の面倒さはあるがアドワーズトスポンサードサーチで類似したタイトルと説明文の広告を出すことです。こうすることによって消費者は「さっき見たようだな」と理解して2回目のクリックをしない可能性が高まります。新規開拓を目的とした広告主にとつても無駄な出費を抑制することができます。
◆米国では2500億円を超えるPPC広告市場
国内のPPC広告市場が本格展開されてからまだ1年余りですが、ネット販売サイトの運営者の間では高い関心を急速に集めています。米国における市場規模は2003年の2520億円から2007年には実に8400億円規模になると予測されています。主要なプレーヤ企業は15社(Overture、Google、msn、AOL、Looksmartなど)が存在する。2003年7月に米国yahoo!が第一位のオーバーチュアを1956億円で買収すると発表しています。
◆平成15年(2003年)日本ではラジオの4割強の770億円の市場規模
従来のネット広告以上に高い効果が見込める仕組みが支持されアドワーズ広告、オーバーチュア共に5000社近くの広告主を獲得。平成16年(2004年)には広告統計によると前年比40%増の1183億円。ラジオ広告費は1807億円、3年連続して前年割れとなった。ブロードバンド通信の普及に伴い、情報技術系だけでなく自動車や飲料など消費財が増加、来年はラジオを超えて2000億円近くに行きそうだ。
新規開拓 ◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇子曰く、「なんじ人を得たるか」。曰く、「澹台滅明(たんだいめつめい)」という者あり、行く径(こみち)によらず、公事にあらざれば、いまだかって偃(えん)の室に至らざるなり。
(たのみになる部下は見つかったかね。はい、澹台滅明という者がおります。間道を歩くことは絶対しませんし、公務以外で私を訪ねたこともない人物です)。
孔子
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