PPC広告利用による効果
問い合わせ・資料請求が大幅に増加
平成15年(2003年)11月からPPC広告の利用により資料請求が大幅に増加する。今までは年に数回程度の問い合わせであったが、毎月10件を超える資料請求が発生した。平成16年82004年)に入ると、1月16件・2月21件・3月23件・4月には29件、徐徐にではあるが賑やかになってきた。Webマーケティングはどうやら成功しそうな感じがする。
ホームページ訪問者の9割がPPC広告から
開始の翌月からWebマーケティング分析のためWeb解析ツール(visionalist)を利用して解析してみると、平成15年(2003年)12月の訪問回数(訪問者数とは別)は5,755回、1月は8,310回と大幅に増えてきた。9割が初回訪問者、同様に9割がPPC広告をクリックしてからであった。この傾向は6カ月後の4月末まで注視したが大きな変化は見られなかった。visonalistの利用料は月額50,000円、けして安いとは言えず数ヶ月の利用で十分であろう。もちろん、規模の大きい企業は件数も多く予算としても問題ないであろうが、従量制であるこことを忘れないでほしい。
オーバーチュアのスポンサードサーチ広告からの訪問者が圧倒的
アドワーズ広告よりオーバーチュアの広告をクリックしての訪問者が倍以上であった。この傾向が続くようであればアドワーズの中止を考慮する必要がある。予算としては月額300,000円~400,000円の範囲内で運用する。当社は折半していたが、アドワーズの効果が悪いので2月からは敢えて予算を増やして傾向を探るも結果は同じであった。Webマーケティングとしては圧倒的にオーバーチュアの方がパフォーマンスが良いといえるであろう。
yahoo!Japanサイトからの訪問者が多い
平成15年(2003年)12月では、yahoo!Japanが2,703件、msn1,676件、goo300件、Google236件,infoseek39件、nifty18件、lycos Japan・OCN・ODNは0であった。Googleが予想より悪く、以外である。
◆なぜ「スポンサー○○○」なのか?
PPC広告はyahoo!Japanでは「スポンサーサイト」、gooでは「スポンサーリンク」、infoseekなら「スポンサード検索結果」と表示されます。従来の慣習では「PR」とか「お知らせ」のような表現が一般的だと思われるが、何故このような「スポンサー○○○」という表記がPPC広告では多いのだろうか?これは米国のPPC広告の多くが「スポンサ-(sponsored=広告主による)○○○」という表記をしており、日本でもそれに倣って同様の表示をしているのだと考えられます。
米国では2001年7月に米国の消費者団体が米国連邦取引委員会(Federal Trade commission)に「検索エンジンの結果画面にPPC広告を黙って挿入するのは法律違反の疑いがある」と提訴しました。この問題は翌2002年に米国連邦取引委員会が「PPC広告を表示する場合はその旨を消費者に対して明示すること」という勧告を出すことで決着したのですが、この指針として「スポンサー(sponsored)」という形容詞をつけることが多くの検索エンジンで採用されました。つまり「この表示には広告主(スポンサー)がいますよ」と広く書かれるようになり、それを日本でも継承して「スポンサー○○○」という呼称が定着したように思われます。
◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇
子曰く、君子は言をもって人を挙げず、人をもって言を廃せず。
(君子は、言論だけを買って、その人物を登用することはない。しかし、妥当な意見でさえあれば、どんなに低い地位にある人物の発言にも、耳を傾ける)
孔子
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