難しい新規開拓を可能にしたWeb戦略
コンピュータシステムを利用する企業は数多くありますが、中小企業を対象とするNS社では殆どが5年リース(買い取りは少なく、経費で落ちるためリースが多く、中には6年リースで月額を少なめにしているところもある)のため、5年以内に何度もシステムを作り変えるケースは皆無です。ですから、このような企業は顧客を獲得しても、それだけでは安定した売上は見込めないので、絶えず新規の顧客を開拓する必要があります。でも、コンピュータシステムを利用している企業に飛び込み営業しても、今は間に合っていますと断られるのがほとんど。今はなくなりましたが、未使用であれば、うちはそんなもの必要ないよとけんもほろろ。ですから、新規開拓にはNS社が取引している会社や友人・知人、メーカー、から新たなお客様をご紹介いただくケースが多く、新規開拓は、いわゆる口コミが中心でした。新規開拓で顧客を獲得する必要があっても、その顧客を探し出すことが非常に難しいというわけですが、これはコンピュータシステムを使用する側にとっても、コンピュータシステムを提供するメーカー、ソフトハウス、ディラーを探す側にとっても、同じことがいえるようです。Webから資料請求やお問合せをいただいた企業様からは、自分のところに合うシステムを見つけることができてよかったといわれることがしばしばありました。むしろ、感謝されることもあるくらいです。中には同業者ではお客様からシステムの依頼を受け開発のコストと時間がないためWebで検索をして適合するシステムを探してNS社にたどり着くケースも多くなりました。NS社もお客様を探そうと必死に新規開拓営業を続けていますが、顧客もまた、NS社のようなコンピュータシステム会社を探そうと必死のようです。その両者を結びつけるのが、Webだというわけです。
◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇
子曰く、君子は担として蕩蕩(とうとう)たり。小人は長(とこし)なえに戚戚(せきせき)たり。
(君子はいつもゆったりしている。小人はいつもくよくよする)。(孔子)
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