Webで新規開拓するには?
ホームページで新規開拓! ホームページを「新規開拓のできる営業マン」にするために欠かすことができないのが、顧客の行動を分析して把握することです。そのためにはサイトを訪れた行動分析にはアクセス解析ツールで分析する必要がありますが、それ以前に大事になるのは、どのようなキーワードをきっかけとして訪問したのか知る必要があります。つまりサイトに訪問する前の検索行動の背景の把握をきちんとすることは新規開拓には必要不可欠の条件です。 SEMにおけるSEO対策としては、どのようなキーワードで上位表示をするかは非常に重要でこれをおろそかにしては、首尾よく上位表示に成功したとしても果たして自社の商品・サービス・品質などの問合せや資料請求が増えるでしょうか。上位に表示されSEO対策は充分に成功しているのだが新規開拓はサッパリだという声をよく耳にします。原因はこの選択した「キーワード」以外にも理由は多々ありますが、その原因と対策に関しては次回に詳細にわたり述べさせていただきますので今回は割愛いたします。 つらい新規開拓よ、さらば! それを防ぐため、大変重宝なツールとしてオーバーチュアのキーワードアドバイスツールがあります。このツールは1ケ月間にどれだけ検索されたかを[数字]で示してくれる大変便利でしかも無料です。ご存知の方も多い事と思いますが、データとしては今年の4月で更新が止まっていましたが、このサービス提供も9月13日をもって終了いたしましたが、9月27日に確認してみたところ何と復活しているではありませんか。とはいえ、近日中に完全に終了してもおかしくないツールですので、復活中?に心おきなくいろいろと調べておくことをおすすめいたします。 ▼キーワードアドバイスツール http://inventory.overture.com/d/searchinventory/suggestion/?mkt=jp この検索窓に目当ての調べたいキーワードを入れると即座に数字で関連するキーワードを検索数字の多い順で表示してくる優れものです。検索語により違いがありますが、検索数字の多い順に最大100位まで表示してくれます。これら表示されたキーワード群から何かヒントになりそうなキーワードをピックアップして2~4程度に分類して新規開拓のための的確なキーワードを決定します。例えば、キーワードアドバイスツールででてくる全てのフレーズ群を「購入動機が高い」「単なる調査段階」「エリアで調べている」「販売方法」「その他」などのようにグループに大まかに分類する必要があります。その割合などをヒントにしながら、検索エンジンユーザーの動向を推理そして把握して新規開拓に有効に活用しなければなりません。従って気持ちとしては検索数の多いキーワードを選択したくなる思いは理解できますが、検索数の「数値」を勘違いして決定するのは是が非でも避けたいものです。 例えば筆者の顧問先であるクルーズ専門の旅行会社の場合、検索キーワード予測数字が多いのは「クルーズ(44002検索数)>ナイトクルーズ(5417検索数)」という順になりますが、検索した人が実際に顧客になる可能性が高いのは、たぶん「ナイトクルーズ(5417検索数)>クルーズ(44002検索数)」になるでしょう。 同様に、中古マンション会社なら、次のようになります。 検索キーワード予測数字でいくと「マンション(102740検索数)>中古マンション(53000検索数)」。果たして顧客になる可能性は「中古マンション(53000検索数)>マンション(102740検索数)」が高いように思われます。 マンションの例を述べましたが、別の角度から「ウィークリーマンション」を検索キーワード予測数字で見てみると、「ウィークリーマンションの検索数110871」、「ウィークリーマンション東京の検索数20348」、「ウィークリーマンション福岡の検索数18711」、「ウィークリーマンション大阪10860」、「ウィークリーマンション博多の検索数10020」、続いて京都、名古屋、神戸、横浜、沖縄と続きます。このように検索数が絶対数のみならず、地域でも多い場合は「地域別にSEO対策」をすれば、各々が上位に表示されやすくSEOとして有効な方法といえます。 予算が際限なくあれば、若干でも可能性のあるところ全てでSEOやGoogleアドワーズ広告、オーバーチュアのリスティング広告、いわゆる課金型の検索キーワード広告を利用すれば簡単ですが、結果を良く考えて新規開拓には「効果のあるところに集中投資」をしなければなりません。見た目の検索数字だけでなく、新規開拓にはその効果を含めた検索数字を把握して、的確で効果的な新規開拓のためのWebマーケティングを心がけたいものです。 ◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇ 子曰く、これをいかん、これをいかんといわざる者は、われこれをいかんともするなきのみ。 (どうしたらよいか、どうしたらよいかと自分から苦しみ考える者でなければ、わたしだってどうにもしてやれない)。(孔子)
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