検索キーワードマーケティングで集客力を最大化!
キーワードマーケティングの間違い
SEOのキーワード選びに関して、多くの経営者が勘違いをしているケースが多く見られる。そういう社長に限って、往々にしてSEO(検索エンジン最適化)コンサルティングには批判的なのは困ったことだ。
そうおっしゃるけど、当社は上位に表示されたいと思っている「○○○」や「△△△」、と言うキーワードは自分たちが対策しているだけで、既に検索結果の上位に表示されており、お金を払ってまでSEOをやる意味はないのではないかと話す社長が結構多い。これを聞くにつけ、「ああ、またキーワードの選定ミスか」と思う次第です。
なにしろ、ここで取り上げているキーワードは、検索数が極端にすくないか、全く誰からも検索されていないキーワードだ。皆さんは想像ができないかもしれませんが検索数「0」が結構多く、かなりの比率を占めるのは事実です。「キーワードアドバイスツール」などで調べればすく分かることすら行われていない。いや、「調べないのではなく調べ方が分からない」のかもしれない。
例え、上位表示されても検索されないキーワードであることから、このことは通行人のいない山奥の場所に広告を出すようなもので全く効果は期待できません。自己満足ならいざ知らず、いくら「着飾りめかしても」通行人がいないところでは無意味と言わざるを得ません。人通りの多い銀座4丁目あたりで「めかしたい」ものです。それには競合するライバル企業も多く存在して競争も厳しい、だからこそキーワードマーケティングとしてやりがいもあり、価値があるといえるのではないでしょうか。
キーワードマーケティングの視点
各検索エンジンの表示順位のアルゴリズム(検索エンジンが検索結果を並べる順番を決める方法)は競合ページの相対評価で決まるので、このように検索されないキーワードを上位表示することは、検索キーワードマーケティングとして、さほど難しいことではないのです。いや、正確に言えば、キーワードマーケティングとしては、むしろこれほど簡単なことはないと言えるでしょう。なぜなら、ご理解いただけるように、検索がないキーワードにSEO対策をする会社は殆どないと言えるからです。
キーワードマーケティングに優れたSEO業者を
なかには悪質なSEO業者が無知につけこんで競合の少ない、言い換えれば検索数のすくないキーワードで上表示を目指すこともあるかもしれません。しばしばSEO業者がキーワード「○○○」、[△△△]、「×××」にて○○○○件で1位だ、2位だ、3位だ、件数はこんなに多いのに、どうだと言わんばかりの案内を、かつては良く見かけたものです。そのような業者の多くは、検索数の表記がないケースが多いように思えてなりません。業者選定にはこれも目安の1つになるかも知れませんね。余談になりますが、筆者のミクシィ仲間のHさんはブログをたくさん立ち上げていますが、先日、ブログタイトルが検索フレーズと酷似しているとこれに優る上位表示に効果があるものはないとのことです。アクセス数が少なく悩んでいる人は検索フレーズに近いタイトルに変えてみては如何でしょうか。Hさんは最近ではキーワードの組み合わせでタイトルを決めるようにしているようです。筆者もいろいろと研究してトライをしていますが全く同感です。
ビジネスの潮流を捉えたキーワードを選ぶ
マーケティングの世界では、「プロダクトアウトからマーケットイン」への転換というフレーズを以前からたびたび聞かされております。これはご存知のように、大量生産・大量消費の時代であれば、企業側の論理で製品を作り、売り方は後で考えるという「プロダクトアウト」型のマーケティングが通用しましたが、もはや物はいたるところに溢れ、消費者のニーズは多様化しております。このことからも、既に消費者のニーズを先取りして製品を作る「マーケットイン」の発想が常識として定着しております。筆者が心配するのは、検索されていないキーワードで上位表示されてSEOをやったつもりでいる社長が、果たして企業戦略の立案に際してビジネスの潮流を捉えていないのではないかという企業経営者としての本質的な問題の方が気になります。経験則から、不思議なものでキーワード選びにも企業の体質というのが現れるようです。普段から口うるさく「マーケットイン」だ「マーケットイン」だ、分かったなと、したり顔の社長に限って、実際には独り善がりなビジネスを行い、キーワード選びにもマーケットインの発想が欠如しているように思われてなりません。まさかとは思いますが「自分たちが売りたい商品」という感覚でビジネスを展開しているのではないかと心配になってしまいます。杞憂であれば幸いですが・・・。
成功するキーワードマーケティングのフレーズ
そうは言っても、検索数が多ければそれでいいということでもありません。勿論、多いに越した事はありませんが、忘れてならない視点は、いくらニーズがあっても、商品が絶対に売れるという保証がないのと同様に、消費者のニーズがあり、「自分たちのビジネスを上手く言語化」したところにこそSEOをおこなうべきキーワードが潜んでいると認識すべきではないでしょうか。
失敗の原因はキーワードマーケティングの欠如
このようなことから、皆さんは、たかだかキーワード選びではないかと思うかも知れませんが、このことは非常に重要で、なぜなら失敗するSEOの多くの原因がキーワード選びにあることを忘れないで欲しいと言うことです。この点が検索キーワードマーケティングの真髄で、筆者はこのキーワードの選択にかなりの力を注ぐようにしています。拙速は避けこのキーワード選びにはじっくりと時間をかけて慎重に行うことを提案したいと思います。
検索キーワードマーケティング◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇
子曰く、われかって終日食らわず、終夜寝(い)ねず、もって思う。益なし。学ぶにしかず。
(私の経験でいうと、昼も夜も、寝食を忘れて思索にふけったところで、大した収穫は得られない。やはり読書を通じて先人に学ぶのが早道だ)。(孔子)
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