顧客を惹きつけるブログ「作り方」
コンテンツの差別化とニッチ化がカギ サイバーエージェントの株主である。えらそうに、株主といっても大した株式を所有しているわけでもない。社長の藤田さんが起業する前に在職していたインテリジェンスの頃に仕事を通じて何度かお会いしていた。その関係で株主となったいきさつがあり、従って長期のホルダーになっている。そんな関係で、藤田社長自らが力を入れている「アメーバブログ」はいまだに赤字で心配の種であった。ところが、1月28日付けの日経新聞によると利用者が250万人を突破、前年同月比169%の成長。これにより国内のブログサービスにおいて、会員数第Ⅰ位の規模となった。アクセス数に関しても2007年12月は月間アクセス数が27.7億PVと前年同月比319%と加速度をつけて伸びている。さらに、直近では1日のアクセス数が1億PVを超え、インターネットメディアとしての広告媒体価値が高まるとされる月間30億PVも目前だ。 しかしながら、ホームページプロモーションとしてブログでの集客ができると思っている方がまだいるようですが、日本では昨年、既に900万件を超えている。「ネットレイティングス発表によるとパソコンでの月間利用者は1,100万人」を超えた。そのころ、ブログ検索サービスなどを提供しているテクノラテイの調査によると、全世界のブログの31%が日本語で書かれているようだ。つまり、日本は世界の中でも「ブログ先進国」なんです。 オープンとクローズドを使い分ける 有名人でブログを始めていない人は現在では珍しい存在になりつつある。それもそのはず所属する芸能人は必ずブログを書かなければいけないという芸能プロダクションも多くなっていることからもうかがい知ることができる。 だから「今からブログを始めます」「あらためて力を入れて取り組みます」といっているようでは圧倒的に遅く、自分が著名人でないこと、出遅れたことをしっかり認識し、ただブログを始めるだけでは集客に結びつかないホームページプロモーションであることを肝に銘じる必要がある。 カテゴリを絞り込む では、どうすればホームページプロモーションとしての効果があるのだろうか。これは至極当たり前のことですが、先ず「面白くなければ絶対読みにきてくれません」。多くのブログの中に埋もれてしまうだけです。そうならないためには徹底的にカテゴリを絞り込みニッチ化する以外に方法は見出せない。若しくは店長ブログのような場合は、その特定の商材にかんして頻繁に詳しく書いていけばブログの内容も自ずと特化したものになります。同時に、たびたび書くことによりコンテンツのボリュムも充実して人気が出るばかりでなく、SEO効果として効果も高まり検索の多いキーワードでの上位表示が期待できます。更にコンテンツが多くなればなるほどロングテールのキーワードでも上位表示される機会も多くなり、必然手的にビジネスチャンスが広がります。 ホームページプロモーションの裏技的な手法として ブログをたくさん立ち上げるという技もあります。体力勝負的なところもありますが、一つ一つのブログのテーマをニッチ化してしっかりと差別化する。そのようなブログを5つくらい立ち上げ、リンクしあうとSEO効果が抜群、更にアンカータグであれば申し分ない。別にホームページがあれば、これらをリンクさせることにより、最高のホームページプロモーションが実現します。 SNSでリピータを育成 ブログには2つの種類があります。オープンなブログとミクシィやグリーのようなクローズドのブログです。オープンに不特定多数の方に情報発信するのは非常に大切なことですが、有名な芸能人や著名人でもない限り見てもらうことは先ず困難です。そうであるなら、リピータやヘビーユーザを増やすという観点で、あえてSNSでクローズドなミクシィのようなブログを活用するのもホームページプロモーションのテクニックの一つです。例えば、ネットショップの店長にとっては、既に商品などを購入してくれた人は知人・友人みたいなものです。そういう人たちに向けて「マイミクになってくれれば5%オフ」といった情報を読んでもらい、マイミクとしてその後のリピータの育成には効果が大いに期待できるのではないでしょうか。 ◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇ 子曰く、弟子入りてはすなわち孝、出でてはすなわち弟、謹みて信、汎(ひろ)く衆を愛して仁に親しみ、行いて余力あらば、もって文を学ぶ。 (親や兄弟によく仕える。誠実に、思慮深く行動する。人にはすべて愛情をもって接する。自分が尊敬できる人格を発見すべく努力する。こうした実践の積みあげの上で、若し余力が生じたら、それを読書にふりむけるー青年はこうありたい)。(孔子)
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