効果的なホームページプロモーションとは
“ニッチキーワードで市場に参入”、それ以外に勝ち目はない! アクセス解析をしていると、検索数も多く且つSEOで上位表示されているキーワードからの検索エンジンを経由しての検索結果が多いのは当たり前のことである。ところが、最近ブログのコンテンツのボリュームが増えてきたせいか、思わず「こんなキーワード」で検索して訪問しているのかと思えるケースによく遭遇する。巷間、Yahoo!では検索エンジンを利用して、「1日に2000万近い種類の単語なりフレーズで検索」されているそうである。その内の70%近くが1回しか検索がないキーワード若しくはフレーズのようであるから、そう思えば思いがけないキーワードなりフレーズで検索されることがあっても何の不思議もないのが当然のことかもしれない。裏を返せば「大企業が大量の資金投下をしてくる少数のビックキーワード市場よりも、多くの人が注目していない大多数のニッチキーワード市場を狙え」ということに尽きる。 検索する複合語の単語数の平均は3語以上か? 先日も、「人口 統計 DM 新規開拓 電話帳」という5つの複合語や「営業マンの平均給与はどのくらい」という、予想もし得ないこんなフレーズでGoogleの検索エンジンを使って検索があった。このような場合には決まって表示順位が1位の場合がほとんどだ。このケースでもご多聞にもれずそうであった。概ね、表示順位1位を100とすると2位、3位と下がるにつれてクリック率は30%下がるようである。そうすると表示順位が2位であればクリック数は70、表示順位が3位になるとクリック数は49で1位に比べると半減してしまう。リスティング広告と同様にやはりSEOとしても表示順位が1位になるとクリックの回数も多く格段と有利になるものだ。 ウエブページを見る目の移動は「F」パーターン ところで、それほど検索が多いと思えない筆者のブログで頻繁にクリックされるキーワードに「F字の法則」がある。Googleで見てみると1位(件数174,000)、関連語として検索されているキーワードとして「ホームページ Fの法則」「Fの法則 ホームページ」でも1位である。残念ながら「Fの法則」では8位(件数1,480,000件)になっているがこれらの組み合わせのパーターンのキーワードで結構検索されているので妙に印象に残っている。 ホームページプロモーションとしての「F字の法則」 「F字の法則」とは、人がホームページを見る視線は「F」の字を描きながらページ全体を見ていることからきている。であるから、ホームページプロモーションとして効果的なレイアウトを考える場合、訪問者は先ずページの一番上のコンテンツエリアを左から右へ視線を移動させる。これが「F」の1番上の水平ラインになる。 次に訪問者は左側のページを少し下に向かって視線を移動させてから、再び第二の水平移動の行動を起こす。この水平移動は最初の水平移動より短くなる。これが「F」の字の2番目の短い水平ラインになる。 最終的にはユーザーは左サイドから垂直下方向に向かってページをスキャンするようにして視線移動をする。時折ゆっくりとした速度で、そして機械的に見ていくので、中にはまだら状に視線移動する人もいるようであるが、何れにしても下方向に移動する。これが「F」の最後の要素になります。 おそらく、目にするボリュームはページ全体の3分の1程度しか目には触れていないであろう。そんなもんである。 というわけで、「調べ物をしている人か余程興味がある人」以外は読んでくれないと思うのが正しい判断でしょう。端から端まで丁寧にきちんと読んでくれるなんて思うのは見当違いで、極めて稀なことである。 そんなわけですから、訪問者の目を引くには「F」の法則に準じて見られる部分に注意を払って、是非とも目に触れて欲しい商品の紹介などを行わなければならない。同様にホームページプロモーションに限らず、にアフィリエイトのリンクや広告の場所に関しても、右側に置くよりも左側に置く方が効果的ということがお分かりいただけたかと思います。しかし、いまだに右側に商品紹介を置いている企業のホームページを多く目にするが、一刻も早く修正をする必要があるように思えてなりません。 ◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇ 子曰く、徳孤ならず、必ず隣あり。 (徳はけっして孤立しない。かならず理解者が現れる)。孔子
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