検索経由の訪問者は新規さんのみ?
検索に馴れたユーザー対応とは 最近ブラウザのブックマーク(お気に入り)が貯まったので思い切って整理をした。数にして500程度だから、仕事柄としてはそんなに多いほうではない。Webマーケティングとしてためになりそうなサイトに遭遇すると深く考えずにブックマークしてしまう習性があるため、放って置くと個人で管理できる許容量を簡単に超えてしまう。いまだ根本的な解決策を見出していないのが現状だ。 方法としては、みなさんもそれなりに工夫をされて、フォルダの分類に知恵を絞ったり、ソーシャルブックマークやメモ帳、Googleノートブックなどを併用しているのではないかと思います。 ところが、最近では特定のサイトに訪問する際、いちいちブックマークから移動するよりも、ブラウザのYAHOO!のツールバーやGoogleのツールバーの検索窓に直接会社名やサイト名で、記憶しているキーワードなどを適宜入力して検索結果経由で探しているWebページにたどり着くことが多くなってきている。確実に、Webマーケティングとしての行動が以前ほどにはブックマークをしなくなってきている。 ところで、このような行動習性は筆者特有なものであろうか。 おそらく、推測するに検索に馴れたユーザーほどこのような傾向があるように思えてならない。と、言うことは多くのユーザーは目的のサイトに再訪問するには、頻繁に検索エンジンで検索した検索結果で目的とするサイトはたどり着いているということになる。 無視できない、検索経由のリピータへの対応 こうしたことを考えると、このような見方をしてもいいのではないかと筆者は考えている。本来SEOや検索連動型広告は顧客の新規開拓のために行っているが、果たして新規開拓だけでいいのだろうか、実はリピータの獲得にも一役買っていると考えても不思議ではないように思えてならない。いや、それどころかその傾向はますます強くなりそうだ。 そこで問題だが、このような記憶の仕方は、検索する際のキーワードは、概してサイトの名前や団体名、企業名などの固有名詞が多いのだが、「○○○」という普通名詞のキーワードで検索結果に表示されたはず、といった覚え方をしている場合が往々にしてある。 ところが、このような覚え方は、SEOとしての上位表示が大きく下がったりしたらどうだろうか、果たしてユーザーは探し続けるだろうか。あきらめて他のライバルサイトに訪問する可能性が高いことは間違いないように思われます。検索連動型広告にしても同様で順位の変更はSEOほどではないにしても、広告の出稿を停止した場合などに、ユーザーは目的のサイトを探し出せなくなる可能性があるという点だ。 もちろん、そのような覚え方をしている側に問題があるように思われるが、筆者に限らずそのような検索行動をとっているユーザーが多くなっているような気がしてならない。杞憂であれば幸いであるが、果たしてどうであろうか。リピータからの機会損失を防ぐためにはリピータが訪問しやすいように、企業側がSEOや検索連動型広告を効果的に利用して、探しやすい環境を常日頃からWebマーケティングとして意識する必要があるように思えてならない。 具体的な方法としては、アクセス解析をもとに検索経由のサイト来訪者がどんなキーワードで検索しているかを検証し、そのキーワードが上位表示されているのだとしたら、 □ SEOの継続実施をすることで上位表示を死守する □ 検索連動広告をスポットで出稿するのではなく、切れ目なく継続的に出稿を行う などのWebマーケティグとしての対策を立てなければならない。 こうすることで、リピータがサイトにいつどんなときでも安心してたどり着きやすい環境が作られて、リピータからの安定した売上げの拡大に貢献できるものと思われてならない。 ◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇ 子曰く、その鬼にあらずしてこれを祭るは、諂(へつら)うなり。義を見てせざるは,勇なきなり。 (祭る理由のない神々を祭るのは、主体性の放棄である。勇気をもって人として行うべきを行うべきなのだ)。孔子
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