“description”はYAHOO!に効果あり
1カ月前に今回初めての経験として「トップページが画像のみ」の企業のSEO対策を行なった。以前にも新しいビジネス用のサイトの公開が遅れたため、画像で1ページ作成して公開したところYAHOO!では意外にも上位表示(ベスト10)表示された経緯もあるため、ある程度の期待を持って望むことにした。
この企業はどちらかといえば国内より海外での販路が広く、画像のみのトップページからJapanese、English、Koreaに入るようになっている。
Webを利用したマーケティングとしては、リスティング広告としてオーバーチュアとグーグルアドワーズを利用している。
出稿しているキーワードを参考にしながら、キーワードマーケティグを行なった。キーワードの対象を企業向けとして一般個人向けは別のサイト(ビジネスブログ)を立ち上げて対応することにした。理由はマーケティングとして単にキーワードを上位表示する戦術的な投機的対策より、5年先を見据えた戦略的な投資的対策を目指すための一環としたからである。
低価格SEOを標榜しているため「SEO設計仕様書」はサービスにしているので第一次と第二次に分けておこなうのを常としている。キーワードマーケティングは候補の選択からはじまりライバル他社とかページとの関連性などを考慮しながら時間をかけている。これで納得すれば後は一気呵成に作成する。
5つのキーワードを対策することにしたが、トップページで対策するキーワードとしては普通は2~4キーワードが主だ。そこで今回は5つ目をdescriptionで対応した場合どうなるかを具体的にテストしてみた。YAHOO!のdescriptionがある程度のSEO効果があることは以前にこのブログ(8月19日:SEO対策にはコピーライティングは重要なスキル!のmeta タグの取り扱いの項目)で紹介している。
YST が検索アルゴリズムを変更
9月5日にサイトの更新をアップロードしたが、翌日にはYAHOO!の表示は{リサイクル〇〇〇 94位→13位}、「〇〇〇材 54位→8位}」「〇〇〇材 圏外→12位」、「〇〇木 39位→18位」、5つ目のdescription対応の「樹〇〇」は1日遅れて圏外から7日に51位表示されたあと、次第に表示順位を上げて28日にはとうとうベスト10入りだ(8位表示)。
他の4つのキーワードも9月の中旬には2位(1キーワード)、5位(2キーワード)、6位(1キーワード)表示で25日のYAHOO!アルゴリズムの更新を経て順位が安定している。
当初は20位以内表示を目標としていたが、SEO対策として全ての5キーワードが1カ月経過することなくベスト10入りしたのは5年の経験がありながら初めての経験だ。競合の少ないニッチな複合語のキーワードなら考えられるが、ビックキーワードといえないまでもミドルキーワードで、しかも業界のプロとしては、それ相当の検索数のある上位の1番~5番までのキーワードであるから“大成功”といえるであろう。
本人の達成感以上に企業の社長さんはじめ皆さんから「すごいことですね!!」と賛辞のお言葉をいただき嬉しさひとしおである。
一昨日の3日には皆さんからお陰さまで「資料請求や問合わせが多くなり忙しくなりましたと報告がありました。そうです、これが『目的』です。そして売上げが拡大して利益が増えることにつながれば望外の幸せというものです」。上位表示はあくまで『手段』だということを肝に銘じて欲しいものです。国内営業担当のH課長さんからは、これでは営業しなくても「顧客になる買う気満々の見込み客を対応していれば、それで済む」と嬉しさを隠しきれない様子でした。
LPO (ランディングページ最適化)はSEO(検索エンジン最適化)より重要だ!
でも、それはSEO対策が成功して主要な「キーワードが上位表示されることは必要条件だが充分条件ではない」。ユーザーがクリックして訪れた『ページが最適化されているホームページ』だからいえることである。この辺をキッチリと捉えてないと上位表示されたが資料請求や問合わせが一向に増えず、徒にフラストレーションがたまる弊に陥ることになる。このことは上位表示とは別の次元であることを忘れてはならない。専門的になるがLPO(ランディングページ最適化)といい、SEO以上に重要なファクターである。