SEO技能者として追い求めるべき形
今までは不承不承ながら、SEO技能者(コンサルティング)とは、狭義的にみればSEOに関するアドバイスや指導をする意味に捉えられていたが、これからのSEO技能者にはSEOをコアにWebマーケティング全般(リスティング広告、LPO対策、EFO対策、SMO対策・・・)の知識に裏づけされた戦略の立案能力を基本に情報システム対策(ネットワーク、クラウドコンピューティング・・・)や有為な人材の確保(採用、育成)を含んだ経営全般に関するコンサルティングができないと務まらない。
まして、中小企業ユーザーの場合は新規顧客を短期間に獲得して、ビジネスを加速させたいせっかちな経営者だ。中にはインターネットビジネスに失敗しながらも、決してくじけない不屈の企業家魂の持ち主もいることだろう・・・・・。
そんなユーザーが真に望んでいるのは、ビジネスの成長であって、これを念頭において「企業成長のお手伝いをして結果を出す」ことができないことには失格といっていいだろう。
成功するWebマーケティング
では、どうしたらいいのだろう。経営者自らが慎重に信頼に足りるパートナー(SEO技能者)を見いだし、2~3年のスパンをもって取り組む必要があるように思えてならない。そんなに時間を掛ける余裕はないよ、との声も聞こえてきそうですが、果たしてそうでしょうか。
デフレ経済の今日でも、大企業なら10年先を読んだ戦略が必要になることでしょう、中小企業においては2~3年先の戦略がないことには持続した発展を期待するのは無理というものです。最優先課題としての売上の拡大、利益の増加を期するには新規の顧客を増やすことは経営の至上命題です。
特に、最近ではSEOの相談にくるSEO技能者が抱えている多くのユーザーは、Webマーケティングに熱心な企業ほど短期の成功を求めていきあたりばったりの対策をしている戦略なきユーザーがほとんどだ。
「ローマは1日にしてならず」という諺があるように、焦らず階段を一歩一歩のぼる気持ちで取り組みたいものです。
―あなたの会社がそうでなければ幸いであるー
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ナチュラ・ルリンクが増えるような競争力のあるウエブサイト作り
例えば、そのような企業はSEO対策として決まって業者から外部リンクを購入している。被リンク数がGoogleで2桁、YAHOO!になると5桁(2万~3万台)の被リンクがある企業がその典型だ。おそらく業者には年間数十万円の支払いがされていることであろう。これが毎年となるとその負担は中小企業としては無視できない金額といえる。
そうかといって、外部リンクを購入するような安易な対策に依存しているだけに、どうしても購入を中止したときの対策キーワードの下降不安は拭いきれず、なかなか踏ん切りがつかない。
外部リンク対策は重要なのは確かだが、一概にリンス数が多ければ多いほどよいというものでもない。「最近では『リンクの質』も重要になってきている」。ナチュラ・ルリンクのように徐々にふえるようにするにはある程度の時間をかける対策が大事だ。
それに反して外部リンクの購入をした企業の被リンク数の推移を観察していると、申し込んでから数日後には急に増えだしている様子がうかがえる。確かに、一度にドーンと増やさないにしても、たかだか1~2週間程度で数万も増えたとしたら、不自然そのものです。果たして進化する検索エンジンのアルゴリズムはどのような評価をするでしょうか。
GoogleやYAHOO!のアルゴリズム担当技術者でありませんので断定はできませんが、個人的には現在はある程度の効果を認めたとしても近い将来にはこのような対策の効果は薄れていくものと考えています。いや、それどころか善意の第三者を主張しても、やり方によってはペナルティを受けるかもしれません。
求められる人物像
これからのSEO技能者は幅広い経験と実績に裏打ちされた“経営の視点”からWebマーケティングを語る信頼されるビジネスパーソンンとならないことには早晩信頼を失うことになるだろう。理想のタイプは経営者としての経験があれば申し分ないが、敢えて資質を問うならば「経営感性のある細心家」が望ましい。
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