北海道新幹線で行く夏旅2016
新函館北斗駅
初めて北海道新幹線「新函館北斗駅」から12時34分発「スーパー北斗11号」に乗り換えて札幌へ向かった。多くの乗客が1番線ホーム(函館寄り)先で待っている函館駅へのアクセス列車「はこだてライナー」に乗り込む。札幌には3時間30分後の16時4分に到着する。時間的には北海道新幹線開通により1時間30分短縮された。北海道新幹線が開通する前は新青森から乗車した特急「スーパー白鳥」が函館に着くと隣のホームでは噴火湾(内浦湾)をイメージしたブルーヘッドの特急「スーパー北斗」「北斗」がディーゼルエンジンを響かせて隣の頭端式ホームで発車をまっている。『特急「スーパー白鳥」「白鳥」、「スーパー北斗」「北斗」はどれも旅心を誘われる素敵な列車だ』
写真を撮ったりしながらゆったりといつものように内浦湾側のD席に腰を落ち着かせ、この先は音楽を聴きながら海を眺めて過ごす至福の時間が待っている。海に浮かぶ函館山を離れて、森駅に着くと一気に内浦湾が眼前に広がった。 ここからしばらくは内浦湾に沿って走るお気に入りの線路だ。海がぎりぎりまで近づいてくる内浦湾の眺めも、すっかりお馴染みになったが、何度通っても飽きない。
列車に乗り込むと車内販売員に長万部駅から積み込まれる長万部名物「かなやのかに飯」を注文する。今回はこれも長万部名物の珍しい合田(ごうだ)の「折詰もりそば」を初めて注文した。長万部駅前にある食堂「そばの合田」で作られている。
日本初、「そば」の駅弁健在
実は、「特製折詰もりそば」は、お蕎麦屋さんのお蕎麦を紙のお弁当箱に入れているだけなのだ。お弁当の中味は蕎麦以外にネギ、刻み海苔、ワサビ、ウズラの卵とフルーツまで入っている。列車が長万部駅に到着すると積み込まれ、直ぐに販売員さんが席まで届けてくれた。合田さんのお店は「かに飯」のかなやさんよりも長万部駅に近く、注文を受けてから茹でるので早めに食べればお店で食べるお蕎麦と何ら変わりはない。
お蕎麦の味は特別美味しいというわけではなかったが駅弁として食べるとコシもそれなりにあり、普通に美味しくいただけました。この駅弁は長万部に来ないと絶対食べることができない。そういう意味では「かなやのかに飯」より貴重な駅弁なのかもしれない。いやぁ・・・なかなか面白い駅弁だった。皆様も長万部を通過する際には、「かなやのかに飯」と共に、ぜひ一度試してみてください。この「折詰もりそば」の駅弁を真似することができないのは、おそらく賞味期限の短さだと思う。昭和30年代には一列車で100個、一日に1500個以上売れた「特製折詰もりそば」。80年を越えて、今も健在だ。
駅一覧
赤の駅は切符・駅スタンプが、青の駅は駅スタンプがご覧になれます。
※( )内は昭和50年(1975年)以後に改称された駅名、×は廃止駅。
※新青森駅ー青森駅―油川駅―津軽宮田駅―奥内駅―左堰駅―後潟駅―中沢駅―蓬田駅―郷沢駅―瀬辺地駅―蟹田駅―中小国駅―津軽今別駅ー×竜飛海底駅(竜飛定点)-×吉岡海底駅(吉岡定点)-×知内駅(知内信号場)ー木古内駅ー札苅駅ー泉沢駅ー釜谷駅―渡島当別駅ー茂辺地駅ー上磯駅ー清川口駅ー久根別駅ー東久根別駅ー七重浜駅ー 五稜郭駅ー函館駅―五稜郭駅―桔梗駅ー大中山駅―七飯駅―渡島大野駅(新函館北斗駅)―仁山駅―大沼駅―大沼公園駅―赤井川駅―駒ヶ岳駅―東山駅―姫川駅―森駅―桂川駅―石谷駅―本石倉駅―石倉駅―落部駅―野田生駅―山越駅―八雲駅―鷲ノ星駅―山崎駅―黒岩駅―北豊津駅―国縫駅―中ノ沢駅―長万部駅―×旭浜駅―静狩駅―小幌駅―礼文駅―大岸駅―豊浦駅―洞爺駅―有珠駅―長和駅―伊達紋別駅―北舟岡駅―稀府駅―黄金駅―崎守駅―本輪西駅―東室蘭駅―鷲別駅―幌別駅―富浦駅―登別駅―虎杖浜駅―竹浦駅―北吉原駅-萩野駅―白老駅-社台駅―錦岡駅―糸井駅―※青葉駅―苫小牧駅―沼ノ端駅ー植苗駅ー美々駅ー千歳空港駅(南千歳駅)ー千歳駅ー長都駅ーサッポロビール庭園駅ー恵庭駅ー恵み野駅ー島松駅ー北広島駅ー上野幌駅ー新札幌駅ー平和駅ー白石駅ー苗穂駅ー札幌駅
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