検索キーワード需要からビジネスをはじめる発想
「地震」!7月16日午前10時13分に発生した新潟県中越沖地震。中越沖を震源とするM6.8。地震が起きるたびに思いおこすのがこの「地震」というキーワードだ。インターネット上でどのくらい検索されているか?なんと、月間に30万件も検索をされているのである。おそらくマグニチュード5を超えるような地震が発生した月には倍の60万件を超える検索が間違いなくあるであろう。30万という数字は、中野区の人口とほぼ同じ。そこに住む、老若男女の全員が、毎月ここキーワードをインターネット上で検索していることと同じである。その姿を想像してみよう。その数の多さに驚くばかりである。
検索キーワードマーケティングとして比較をすれば、「ディズニーランド」や「日産」というキーワードは通常月ではおおよそ50万件に近い検索キーワードになっている。「大塚愛」でもこれに近い検索がある(平成19年4月現在)。これを見てもインターネットユーザーがどれだけ高い関心を持って「地震」というキーワードを検索しているかを伺いしることができる
問題は、この検索キーワードの中にビジネスのヒントが隠れていることである。「地震」というキーワードの複合語として「地震対策」11980件、「地震災害」7735件の検索数があることを調べれば知ることができる。需要のあるとこにビジネスを始めれば成功は保証されたようなものです。
そこでどうするかということですが、「地震対策の商品」をインターネット販売したらどうなることでしょう。検索キーワードマーケティングなどと難しく考えずに、そのやり方はいたって簡単。既に広く知られているように、先ず、Yahoo!JAPANやGoogleなどの検索エンジンではキーワード検索後の検索結果に広告を出すことができる。これを検索キーワード連動広告という。いわば検索結果の順位を入札で購入できるわけである。
最近ではどの検索エンジンでも入札のみならずクリック数や広告の質なども加味して順位を決定している。お金だけでは順位を購入することが難しくなってきた。もっとも検索エンジンも広告収入を有力な資金源としているわけだから、1位に表示されてもクリックされないような質の悪いスポンサーを1位に表示するよりも下位にするのはビジネスである以上自然の成り行きではないか。
検索キーワードマーケティングの仕上げとして、「地震」でSEO対策できれば申し分ないが、これだけの検索数があると上位表示はなかなか困難であることや、インターネット検索に慣れてきた利用者のことを考えると「地震対策」「地震災害」でSEO対策を施工することの方が上手なやり方であり、必然的にコンバージョン率(問合せ・資料請求)も高くなり売り上げアップに貢献いたします。尚、SEO対策として肝心なのは検索数もさることながら、検索数にたいしてのページ件数やライバル社数を考慮して上位表示を目指す対策を練ることが前提となることはいうまでもない。
◇ 片手にソロバン、片手に論語 ◇
子曰く、その身正しければ、令せずして行わる。その身正しからざれば、令すといえども従わず。
(自分の行いが正しければ、命令するまでもなく実行される。だが、自分の行いが間違っていれば、いくら命令しても実行されない)。(孔子)
コメント