キーワードマーケティング実験室
関連キーワード編
3位決定戦にも負けて、格下以外は全敗の4勝5敗の負け越しとは・・・。星野のヘボ采配には辟易した。日頃からいい感情を持ち合わせていないから、まさに「辞めろ、去れ、死ね」の心境だ。その夜はどのような批判が噴出しているのか夜遅くまでネットで検索して溜飲をさげないことにはとてもではないが納まりがつかない。
検索には慣れているので「星野仙一 批判」、「2ちゃんねる 星野仙一」のように複合語で当たり前のように検索を行なった。しかし、検索に慣れていない方は単一キーワードの「星野仙一」で検索する可能性が高いように思われる。これでは情報が多すぎて求める情報を探すのには面倒だ。
そんなときに便利なのがYAHOO!やGoogleでWeb検索を行なった際に、検索結果画面の上部と下部に検索した関連キーワードが表示されるので便利だ。この検索関連キーワードは、ユーザーが検索した単一キーワードに対して、関連する複合語が自動的に表示されるようになっている。
これはユーザーが検索した固有名詞や普通名詞など検索の多いビックな単一ワードに関連するキーワードを表示させることにより、求める情報を入手するために必要な関連キーワードを探す支援をしてくれる便利な機能だ。
今日も、暇にかまけてYAHOO!でいつものように「星野仙一 批判」と検索したところ何と関連キーワードの最初に「星野仙一 批判」と表示されているではないか。そんなにも俺はこのキーワードを検索窓に叩き込んだのだろうか。
否、表示させる「YAHOO!ロジック」は検索数で表示を決めていることだろうから、それだけこのキーワードで検索するユーザーが多いということだろう。その片棒を担いだ1人に過ぎないということだ。
それではと、Googleで同じように「星野仙一 批判」で検索してみると表示されない。このことは「Googleロジック」はYAHOO!とは明らかに違う。
そこで参考にキーワード「星野仙一」でYAHOO!とGoogleで検索したところ以下のように関連キーワードが表示された。
□ YAHOO!
「星野仙一 批判」「星野仙一 韓国人」「星野仙一 ブログ」「2ちゃんねる 星野仙一」[星野仙一 wbc]「星野仙一 オリンピック」「星野仙一 血液型」「星野仙一 記念館」
「星野仙一 在日」「星野仙一 ホームページ」「星野仙一 wiki」「星野仙一 AA」「星野仙一 わしが育てた」「星野仙一 プロフィール」「星野仙一 名言」「星野仙一 CM」
この表示はYAHOO!は「クエリベース」、Googleは「クロールベース」という表示ロジックの違いが影響している。YAHOO!はユーザーが直近でキーワード「星野仙一」と他のキーワードを組み合わせた複合語で検索した検索クエリーを表示している。
一方Googleは、クローラがWEBサイトを訪問した際に、キーワード「星野仙一」と同時に出現していた言葉である関連性の高いキーワードが表示されるようだ。
この関連キーワードは、検索ユーザーにとっては便利なものだが、企業にとってもキーワードマーケティングとしてリスティング広告やSEO対策をする上でも効果的に活用したいものだ。例えば、リスティング広告に活用するということであれば、これらの関連キーワードを参考に、ユーザーの目線でタイトルや広告文の訴求をすれば自ずとクリック率やコンバージョン率を高めることができる。
このことはキーワードマーケティングンの視点から考えてみれば自社の社名やサービスで検索すれば、自社に対してユーザーがどのような点に関心があるかの一端を関連キーワードから把握することが可能になる。YAHOO!の関連キーワードはクエリベースで表示される為、今現在ユーザーが自社の何に興味があるかを知ることができる。
同様にコンペチターの社名やサービス名を検索することにより、自社とコンペチターに対しての興味の度合いや関心の違いを把握することも可能なため、今後のマーケティング戦略を立てる上で参考にしたいものだ。
「企業間の競争は『差別化競争』だ」1つの差別化で満足せず、二の矢三の矢を放ち√3(ルート3)の差を拡げれば、しばらく安泰というものだ。
Googleの関連キーワードは上述のようにクロールベースで表示される為、今までにブログなどのWebサイトで自社のどういった話題がユーザーに語られているかなどを参考にすることができる。
このように検索関連キーワードを通じていろいろと視えてきたものと思うが、先ず自社に関わるキーワードを検索して、ユーザーの動向や意識を把握して、今後のリスティング広告やSEO対策に活かしたいものだ。
ゆめゆめ、YAHOO!は「クエリーロジック」だからといって、キーワードマーケティングの一環として頻繁に検索を繰りかえし、それにより関連キーワードとして「無料で自動表示させて自社サイトに誘導」させようなんて「さもしい」ことをしてはならないことはいうまでもない━━。
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