中小企業のSEM対策はこれに限る
北京オリンピックで失態をさらけだした「星野仙一監督」は批判から今やパッシング状態だ。本人は監督として責任もあるので、当然として、問題は彼をテレビや雑誌などのCMに起用した企業側の影響は計り知れないものと忖度(そんたく)している。 〇〇食品、E〇〇〇S、〇〇警備保障、Aホーム保険や有名ビール会社、S製薬、K電力等が即座に思い浮かぶが他にも相当あるだろう。こうして考えると随分と派手に登場しているものだ。そういえば新宿山手線の駅ホームの階段でも看板を見ました。2CH辺りでは1部メーカの商品不買運動など随分とひどい書き込みなどを目にしますのでとても心配です。でも契約問もあるだろうし、そうかといってやり直しにはかなりの時間を要するため直ちにCMをストップすることや、看板を撤去できないのがつらいところだ。 このようなスポンサー企業は大手が中心であるため、それなりに企業としての体力があるので「業績面では配はないにしろブランディングとしての『ブランドのイメージ低下』」は避けられそうにもない。 リスティング広告・SEOは企業の「クライシスマネージメントに有効に働く」 ところが、SEM対策としてのWebを利用したリスティング広告やSEOはそのような場合には対策をとる手段があるので心配は少なくて済みそうだ。ネット広告はここ数年でラジオや雑誌広告を抜き去り、2006年の3,630億円に対して5年後の2011年には約倍の7,558億円が見込まれている。伸びはひと時ほどではないにしても依然として成長が続く。企業にとって問題が生じたとしても「ネット広告のリスティング広告なら即座に出稿を中止すれば解決するので全く心配がいらない」。 1社1サイト時代の終焉 一方SEOの場合でも、SEO対策で上位表示された際に、もしその前後にネガティブな情報が掲載されたサイトが表示されたらどうだろう。これからはこんなケースも十分に考えられるので上位表示されたからといって喜んでばかりではいられない。 そのような場合には、検索エンジンYAHOO!・Googleは1キーワードに対して、1サイト2ページが表示されるようになっている。 ということは、5つのブログを立ち上げて1ページを独占するSEO対策を行なえば、ネガティブなページを次ページ以降にはじき飛ばすことは可能だ。特に大手企業のように人材が多いところはそんなに難しいことではない。 このようことも「クライシスマネージメントの一環として準備」しておく必要があるように思えてならない。中小・零細企業は最初から体力勝負のテレビなどのマスメディアを使う余力はないので心配はないだろう。 景気後退期だからこそ、SEOやネット広告は成長する 今年の4月~6月のGDPは実質年率マイナスの3%になったようだ。7月~9月も低成長が予想され、景気後退が誰の目にも明らかになってきた。トヨタの広告費3割カットのように広告費全体の予算としては、ダウンすることは間違いないであろう。こういう時だからこそ、今まで以上にSEM対策としてのSEOやリスティング広告を中心にネット広告への依存が高まるのではないだろうか。
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