日南線・普通列車で巨人軍春季キャンプ地「サンマリンスタジアム」へ
日南線は宮崎市の南宮崎駅から鹿児島県志布志市の志布志駅間を結ぶ90kmほどの単線のローカル線だ。起点駅は南宮崎駅だがほとんどの列車は日豊本線へと乗り入れ宮崎駅方面へと行き来する。もちろん電化されておらず、一両、あるいは二両編成のディーゼル車がのんびりと走っている。本数は少なく、およそ一時間に一本、一日に十本をわずかに超える程度の列車が走るのみだ。主要な駅を除いてほとんどの駅は無人駅となり、朝夕は通学の高校生をはじめ、今でも地元の人々にとっては重要な交通機関だが、いつ廃止になっても不思議ではない。事実、国鉄再建法によって各地の赤字ローカル線が廃止になった時、大隅線や志布志線とともに日南線も廃止になる予定であったが、代替バス路線が無いという理由で辛うじて廃止を免れたようだ。
長年の念願であったプロ野球の春季キャンプ巡りをするため昨日から宮崎を訪れている。新新大阪11:59発の九州新幹線さくらで555号で終点の鹿児島中央駅経由で特急きりしま14号に乗り継いで宮崎入りした。到着は夕方の6時25分、東京駅9:20発だから9時間の旅だ。まぁ、いまどき延々と列車を乗り継いで来るのは鉄道好き以外にはいないであろう。宮崎同じ南九州の中でも太平洋に面していることから、冬に 晴れの日が多く気候が温暖であることにより、キャンプ地が集中している 。駅前には垂れ幕など歓迎ムードで溢れていた。
当初は沿線の幾つかの球団のキャンプ地を見る予定を立てていたが、日南線は本数が少ないことや乗換などで不便なためジャイアンツ(読売巨人軍)のキャンプ地であるサンマリンスタジアムのみとした。若し、雨天の際は終点の志布志駅間を往復するつもりでいた。
宮崎駅9:10発の南郷行き普通列車に乗れば20分ほどで木花(きばな)駅に到着だ。周辺は河畔の田園地帯だが、駅の付近は住宅が立ち並んで小さな町を形成している。駅の東側には県道367号線が走り、すぐ南で国道220号線と合流する。 そこを右折して椰子の街路樹が続くバイパスを歩けば総合運動公園が横たわり、公園内のサンマリンスタジアムが近くに見える。
球場に着くとこの日はソフトバンクホークスと巨人の2軍との試合であった。日差しが強く練習時間から観戦していたので試合途中で球場を後にした。
2014/2/21
駅一覧
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